朝(JK side) ページ1
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JK side
午前6:30、アラームの音で目が覚める。
昨日たくさん飲んだわりに目覚めは良く、顔の浮腫みもあまりない。
身支度を済ませ、バッグにトレーニングウェアとタオル、シューズなんかを入れて俺は静かに部屋を出た。
隣の部屋はテヒョンイヒョンだ。
昨日みんなと解散してホテルに戻った後、少し2人で話した。
ヒョンはずっとボーッとしてて、俺が " どうしたの " と聞いても " うーん…… " と言うばかり。
終いには " 自分がどうしたいのかわからなくなってきたよ " と言って頭を抱えていた。
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Aヌナの手を握ったらしい。
臆病なヒョンにしては頑張ったじゃん、と思ったのも束の間で、
" やっぱりこれ以上の関係を望むのはやめるよ "
" 彼女を困らせたくない " とか言い始めた。
すると酒の勢いなのか、関係ない俺が何故かそれにブチ切れちゃって。
今すぐ好きって言えよ!とか そんなんだからダメなんだよ!とか ヘタレ!!とか、敬意の欠片もない言葉をヒョンにぶつけた記憶が微かにある。
そしてAヌナの携帯に鬼の着信を残した記憶もある。微かに。
ああ……やらかした、おれ。
恐る恐るスマホを確認すると、ヌナからの不在着信と共に " どうしたの? " " 何かあった?" " 寝るよ? " というメッセージが入っていた。
JK「 …… " 間違いです、ごめんなさい " っと…。 」
ああ、酒って怖い。
あとでヒョンにも謝らなくちゃ。
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ウタヌナに教えてもらった個人ジムに到着した。
ドアを開けると受付があって、俺と同い年ぐらいのお兄さんが立っていた。
「 こんにちは〜。あ、ウタから聞いてますよ。 」
韓国語を流暢に話すその人。
何か返事する間もなく、" どうぞどうぞ " とその人に奥まで連れて行かれる。
ウタ「 わー、ちゃんと来たね 」
靴紐を結びながらそう言うヌナは、もうトレーニングウェアに着替えていて準備バッチリだ。
JK「 …当たり前じゃないですか。僕も着替えてきます。 」
いつもと違う雰囲気のヌナに少しドキリとして、俺は逃げるように更衣室へ入った。
外からはお兄さんとヌナの楽しそうな話し声が聞こえてくる。
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まこ(プロフ) - ゆーみさん» 不定期で申し訳ないです( ; ; )続編でもよろしくお願いします! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 杏奈さん» ありがとうございます!!( ; ; )今後もぜひ見守ってください!( ; ; ) (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - riyaさん» わ〜〜いつもありがとうございます( ; ; )続編でもよろしくお願いします! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます( ; ; )すっごく嬉しいです……!ご期待に沿えるよう努力します! (2021年5月5日 3時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみ(プロフ) - 更新楽しみにしています!! (2021年4月27日 9時) (レス) id: 7ed0007cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこ | 作成日時:2021年1月16日 19時