月明かり ページ48
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TH「 こっちのほうが、道大きい、から…… わかりやすいかもしれない 」
『 そうかも、こっち行こうか 』
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繋がれている手は無いもののように
何も触れることなく、いつものように話す。
けれど私の右手と彼の左手は確かに同じ熱を持っている。
この意味や自分の感情を考えてしまったらダメになってしまう気がして、街灯や月明かりなんかに無理やり意識を逸らす。
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TH「 ……月が、綺麗ですね 」
『 …そうですね、綺麗な満月。 』
店に来る時、" 今日は満月だよ〜 " とウタが言っていた。
見上げると真ん丸な月がこちらを照らしていた。
TH「 ここで、まっていよう 」
『 うん。 』
街灯の下で立ち止まった私たち。
ふとテヒョンさんを見ると、その綺麗な横顔にハッと目を奪われた。
造形はもちろんのこと、肌まですごく綺麗で。
長いまつ毛が頬に影を落として、その暗い瞳は ぼーっとどこかを見据えている。
" あ、A！？ "
そんな声が聞こえてハッと振り向くと、そこにはこっちに向かって手を振る部長がいた。
繋いでいた手はどちらからともなく離れ、本当に "無かったもの " になった。
部長「 ごめんねわざわざ……って、テヒョンさん！？ 」
TH「 あー、どうも、 」
部長はテヒョンさんに気付いて " なんで！？ " と驚く。
そりゃそうだよね、" 世界のV " がいるんだもん。
私が事の経緯を話すと、
部長「 いや本当に……ご迷惑お掛けしました……
Aもありがとうね…… 」
なんて言ってぺこぺこしていて。
TH「 ついて、よかったです！ 」
『 ふふ、そうですね 』
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二人で歩いてきた道を、部長と三人で戻る。
店に入り部屋の入口へ近付くとまたみんなのにぎやかな声が聞こえてくる。
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まこ(プロフ) - 美幸さん» 美幸さん〜！！ありがとうございます…！これからもよろしくお願いします(T_T) (2021年1月16日 19時) (
レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - グクテテワカさん» えええほんとですか！！(T_T)嬉しいです(T_T)２でも楽しみにしてもらえるように頑張ります〜！ありがとうございます…！ (2021年1月16日 19時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
美幸 - 2回目コメントです。どんどん投稿して下さい。めちゃくちゃ楽しみに待ってるので (2021年1月11日 15時) (レス) id: 050b1084ae (このIDを非表示/違反報告)
グクテテワカ(プロフ) - 初めましてです。 通知多くて、、、メチャうれしいぃぃぃ（≧∇≦） 更新楽しみ^ ^ ステキなお話ありがとうございます^o^ (2021年1月11日 7時) (レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 美幸さん» 初めまして！すごく嬉しいです。こちらこそ、素敵なコメントありがとうございます…！ (2021年1月4日 19時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ
| 作成日時：2021年1月2日 20時
