テヒョンさんとのおしごと。

葛藤（TH side） ページ41

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TH side





ジミンが言ったことは何一つ間違ってない。



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俺はただ、Aさんに幸せになってほしい。





今の自分があるのはリラの、そして彼女のおかげ。





俺の " 命の恩人 " と言っても過言ではない。





そんな彼女には俺以上に幸せになってほしくて、





出来ることがあるのなら何でもしてあげたいと思っている。







でも誤算だったのは、関わっていく中で恋心が芽生えてしまったこと。




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この先俺がAさんにアタックをして、




もし仮に上手くいったとしてもその先は明るいものじゃない。





日本と韓国、そして俺は " BTSのV " だ。





まともなデートもできないし、会うことすらままならないかもしれない。








" 幸せ " なんてあげられない。









迷惑をかけるぐらいならここで止めるべきだ。





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でも俺は大人にはなれないみたいで。






彼女が誰かのものになってしまうことを想像したら胸が痛いし、



他の男と楽しそうに話しているのを見たら邪魔したくなる。






さっきだって " 部長 " だっけ、あの人と仲良さそうに話していた彼女。




俺が想像しているよりもっと深い関係なのかな。




付き合っていたりするのかな。






苦しい。






人の幸せを願うことって、こんなにしんどいことだっけ。






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