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あれから、エースは全く普通で何事も無かったかのように接してくれた。
…気の迷いだったんだよね、あたしも露出の多い服装だったし、反省しなきゃ。
と、いつものように手摺りに座って新聞を眺める。
――マルコがいなくなってから１週間経った。
相変わらずあたしの心はぽっかり穴が開いたままだ。
でも、首筋につけられたエースのキスマークがまだとれていないから今マルコに帰ってきともらうと……誤解される。髪の毛で隠してあるから周囲にはなんとかバレずに済んではいるものの…。
｢おい！あれマルコ隊長じゃないか！？｣
『え？！！どこ！？』
――西の空に青い炎をあげながらこちらに向かってくる不死鳥の姿を発見。
私はキスマークのことなど頭からキレイさっぱり吹っ飛んでいってしまい、マルコの到着をこれでもかと言うくらいに待ちわびていた。
マルコは空中で本来の姿に戻り、船体に着地した。
｢ふぅ、疲れたよい｣
｢マルコ隊長お疲れ様です！！｣
『マーールーーコーー！！！』
｢ん？｣
マルコに飛び付くと、マルコはそんな私を見事にキャッチしてくれた。
｢おいおい、重いよい。俺は疲れてんだ！｣
『いやー！くっついていたいー！』
｢その前に親父にコレ渡してくるから離れろよい｣
『一緒にいく！』
と、私はマルコの背中に飛び乗ったままマルコに連れられて親父の部屋に行った。
｢親父、戻ったぞい｣
｢グララララ！悪かったなぁ！ん？そのお前の後ろにへばりついてるのはなんだぁ？｣
｢帰ってきて早々これだよい。参っちまう。｣
『いーじゃん！』
｢グララララ！まったくAには参っちまうなぁ！｣
――どうやら親父は超ご機嫌がいいみたいだ。あたしもマルコが帰ってきて超ご機嫌いいけどね。と、マルコにピッタリ抱きつく。
｢そろそろ離れろぃ！俺は一眠りする。｣
『あたしも一緒に寝る！』
｢バカ言うなよい！｣
『えー』
――するとマルコが私の首元を見ていることに気付き、私はハッとして首筋を手で隠す。
｢…お前、その首筋のアザはなんだよい｣
『！！』
｢…キスマークか？｣
『や！ちがっ！これは！』
慌てふためく私をよそに、マルコは冷たい目で私を見つめる。
｢よかったじゃねぇか。｣
『…え？』
｢お前みたいな浮気者、俺はもうお手上げだよい｣
『！！！』
バタン
――マルコはかなり怒った表情で部屋に入っていってしまった。
私の頭は真っ白だ。
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ヒカル - もう、ズッキュン・ズッキュンしちゃってやばいです！！続きが気になります！！！！！ (2021年8月23日 23時) (
レス) id: 0e135c70d1 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉（非ログ状態） - 初めまして！一気読みしました。え、主ちゃんどうなっちゃうん？！？！ってなってます。更新楽しみにしてます。 (2021年4月19日 14時) (レス) id: d626986340 (このIDを非表示/違反報告)
やな - え！夢主どうなっちゃうのって、ドキドキしてます！出来れば続きが読みたいです！ (2021年3月27日 21時) (レス) id: 6c1718e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：http://lyze.jp/hellomalco/
作成日時：2021年2月16日 3時
