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《malco side》
薄暗い階段を降り、やっとAを見つけだした。
――しかし、俺の目に入ってきたのは最悪なものだった。
でもAは今、俺の腕の中にちゃんといる。もう、それだけで充分だ。
｢よし、こんなところから早く出るぞい｣
『…うん！』
｢それよりお前の服はどこにあるんだよい｣
『あそこにぐちゃぐちゃに引き裂かれてる。』
｢そうか。まぁいい、行くぞい｣
――俺はAの肩を引き寄せながら来た道を帰っていった。
歩きにくかろうがそんなことどうだっていい。
今はAの傍からは絶対に離れねえ。
――ちらりとAを見てみると、Aはいつも俺に見せるような表情に戻ってた。
そんなAを見て、俺はホッと胸を撫で下ろす。
『敵は全部倒したの？』
｢あ？あんま覚えちゃいねェな｣
『フフフｯ』
｢何笑ってんだ？｣
『だって、なんだか嬉しくって！』
｢何がだよい｣
『だって、マルコ…あたしのために怒ってくれてるから！』
――こ、こいつ…こんなときにそんな顔すんなよい。
ニコニコ笑うAを前にして、俺が困り果てていると｢おーい｣というｻｯﾁの声がした。
ｻｯﾁ｢A、無事だったか！｣
ｴｰｽ｢よかったじゃねーか！｣
『ｻｯﾁ！ｴｰｽ！来てくれたんだ！』
ｻｯﾁ｢あたりめェだろ？｣
ｴｰｽ｢それより何もされなかったか？｣
『…あぶなかったけど…マルコが助けてくれた。』
｢｢ヒュウ〜♪｣｣
｢な、なんだよい。｣
ｻｯﾁ｢服脱がされたのか？まったくひでぇやつらだ｣
ｴｰｽ｢まぁ、大半の敵は全部マルコがぶっ飛ばしたからな！｣
『やっぱり！』
｢手応えのねぇやつらばっかだったから、あんま覚えてねぇんだよい｣
ｻｯﾁ｢お前、オレらのことなんて忘れてズカズカ進んでったからな(笑)｣
ｴｰｽ｢A、愛されてんな〜｣
『…ｴﾍﾍ』
｢そ、そんな話は船に帰ってからにしろい。早く出るぞ。｣
｢こいつ照れてるぜ(笑)｣
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ヒカル - もう、ズッキュン・ズッキュンしちゃってやばいです！！続きが気になります！！！！！ (2021年8月23日 23時) (
レス) id: 0e135c70d1 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉（非ログ状態） - 初めまして！一気読みしました。え、主ちゃんどうなっちゃうん？！？！ってなってます。更新楽しみにしてます。 (2021年4月19日 14時) (レス) id: d626986340 (このIDを非表示/違反報告)
やな - え！夢主どうなっちゃうのって、ドキドキしてます！出来れば続きが読みたいです！ (2021年3月27日 21時) (レス) id: 6c1718e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：http://lyze.jp/hellomalco/
作成日時：2021年2月16日 3時
