鬼教官�� ページ6
それから、私の鍛錬の日々は続いた。
全集中の呼吸をしながら日課の素振りをすることは勿論、掃除や料理の最中もそれを欠かさないようにと努めた。
毎日の走り込みや筋力トレーニングのお陰で足腰や腕にも力が備わっていることがわかる。
ーーそんな日々を送って、ひと月も過ぎると冬は明けて、いつの間にか春が訪れ 煉獄家の庭には桜の花が咲いていた。
『うわぁ、綺麗…』
千｢満開ですね！｣
そよそよと靡く風に桜の花びらが宙を舞う。
杏｢二人とも揃っているな！｣
『煉獄さん！』
千｢兄上！｣
庭で千寿郎君と桜の鑑賞をしていると、いつの間にか煉獄さんが背後に立っていた。
ーー今日も輝いている……！
杏｢うむ！今年も咲いたな！実にめでたい！｣
『綺麗ですよねー！』と、言い終わる前に煉獄さんは腰に添えた日輪刀に手をかけ刃を抜いた。
『え？』
シャキン……！！！！
何をしたのか思考が追い付かず、笑顔が固まったまま煉獄さんへ顔を向ける。
『？？？？』
ーー煉獄さんは凄まじい速さで何かを斬ったのか、早すぎて何も見えなかった。
……一体、何を……？
杏｢全集中の呼吸が身についたようなので次の訓練へと移行する！｣
『！！！！！！！』
よくよく見ると、煉獄さんの周りには切り刻まれて真っ二つとなった無数の桜の花弁達がその周りを舞っていた。
杏｢内容は今見た通り！花弁を剣で断つ！！！｣
『……！！』
杏｢期間はこの桜の花が散り落ちるまでだ！一度に斬る数は10枚！！｣
『！！！！！！』
杏｢千寿郎はまだ呼吸を身につける心肺機能が備わっていないから、Aとは別の訓練だ！｣
千｢は！はい！！｣
あ、空いた口が塞がらない……。
ーー桜が散る期間はだいたい2週間……。今が既に満開状態だから、あと10日前後であれをやり遂げる……？
で、出来るのか……？
額に汗が滲む。
ーーいや。やらねば。
これを乗り越えなければ、この人には到底近付けないんだ……！
これを乗り越えなければ……、この人の背を守ることなどできない……！
私はまだ足元にも及んでいない……！
ギリッと歯を食い締めて、私は猛ダッシュで稽古着に着替えるために家の中へと入っていった。
千｢あ、兄上……？｣
杏｢うむ！血反吐を吐く訓練だ！！｣
千｢兄上……Aさんのこと、大事なのではないのですか？｣
杏｢大事に決まっているからこそだ！！｣
千｢…………！！｣
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シレン(プロフ) - あ ま ね 。さん» あまねさんこんばんは！そう言って頂けて嬉しいです！その先もたくさん続きありますので楽しんで頂けたら嬉しいです！！また感想聞かせてください！ (2020年12月2日 22時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
あ ま ね 。(プロフ) - こんばんは！！めちゃくちゃ面白すぎます！更新楽しみにしてます (2020年12月2日 21時) (レス) id: 36c644cd03 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - もけけさん» もけけさんｺﾒﾝﾄありがとうございます！このサイトは投票は１回まで？みたいです！それでも、毎回押してくれてる事に感謝です！！ありがとうございます！！どうぞまた来てくださいね！！感謝感激ｽ！！ (2020年11月12日 17時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - Isolaさん» Isolaさんコメントありがとうございます！私も映画で煉獄さん沼にハマった1人です！永遠に抜け出したくないですよねw温かく嬉しい言葉もらえて幸せです！！また、ぜひ、ここに来て幸せな夢に共には浸りましょうw (2020年11月9日 16時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - 裕美さん» 裕美さんこんにちは！嬉しすぎるコメントありがとうございます!!ドストライクhitできて感無量です！！これからもここで溶けてください！！ (2020年11月9日 16時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はてな | 作者ホームページ：http://lyze.jp/hellomalco/
作成日時：2020年11月2日 0時
