その背中�� ページ45
杏寿郎からの突然の提案に言われるがまま支度をするAと千寿郎は先程からバタバタと2人して杏寿郎の前を何度も往復していた。
ーー旅館に泊まるのは初めての体験であるAはウキウキと心を弾ませながら荷物を鞄に詰め込んでいた。
杏｢よし！2人とも！準備はできたな！｣
『はい！』
千｢はい！｣
杏｢では、出発！｣
槇寿郎にいってきますと告げ、杏寿郎の後ろでオーーと手を上げる2人はその後ろに着いて目的地へと出発した。
『どんなところなんだろー！楽しみだなぁー！』
杏｢広い温泉があるからゆっくりしてくるといい！｣
千｢兄上は行ったことがあるんですか？」
杏｢そこの旅館の主が昔、藤の家に仕えていてな！そちらの方面に行く際は利用していた時もある！」
『えー！すごーい！！お風呂ってどんな感じなんだろう！』
千｢温泉ですよ、温泉♪楽しみですねー！｣
『千寿郎君、一緒に入ろうねー！』
千｢え！！！｣
杏｢それはダメだ！｣と、声の重なる煉獄兄弟。
『え？どうしてですか？だって千寿郎君まだ子供だし…』
と、眉を下げて不思議がるA。
千寿郎もまた眉を下げて顔を真っ赤にしてモジモジとしている。入れたことに越したことはないけれど、思春期に入りかけている男の子にAの裸は刺激が強すぎるらしい。
それを思い、杏寿郎は必死にAを説得をして何とか納得してくれたのだがAは内心諦めていなかった。
そうこう歩いていると、初めて訪れる街の入口に差し掛かった。観光地なのか、そこには溢れんばかりの人だかりがたくさん出来ており それを見たAは目をキラキラさせて興奮している様だった。
『うわぁー！人がたくさんいるー！あれが出店ってやつかぁー！』
街の道路に沿っていろんな出店が並んでおり、それがAの興奮に拍車をかけた。
金魚すくい、綿あめ、いちご飴、水風船、見た事のない料理に、まるで子供のようにはしゃぐAを見て杏寿郎もまた、胸がキュッと締め付けられていた。
ーー出来ることなら一緒に店を回ったりとしたい気持ちを堪えて、杏寿郎は任務の集合時刻に間に合うようにと後ろ髪を引かれる思いでAと千寿郎を温泉宿屋まで案内をした。
その温泉宿屋は街の外れに位置していて、その裏は深い山と渓谷が続いていた。ーー露天風呂が自慢の宿屋にこの絶景はもってこいの場所であった。
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シレン(プロフ) - あ ま ね 。さん» あまねさんこんばんは！そう言って頂けて嬉しいです！その先もたくさん続きありますので楽しんで頂けたら嬉しいです！！また感想聞かせてください！ (2020年12月2日 22時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
あ ま ね 。(プロフ) - こんばんは！！めちゃくちゃ面白すぎます！更新楽しみにしてます (2020年12月2日 21時) (レス) id: 36c644cd03 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - もけけさん» もけけさんｺﾒﾝﾄありがとうございます！このサイトは投票は１回まで？みたいです！それでも、毎回押してくれてる事に感謝です！！ありがとうございます！！どうぞまた来てくださいね！！感謝感激ｽ！！ (2020年11月12日 17時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - Isolaさん» Isolaさんコメントありがとうございます！私も映画で煉獄さん沼にハマった1人です！永遠に抜け出したくないですよねw温かく嬉しい言葉もらえて幸せです！！また、ぜひ、ここに来て幸せな夢に共には浸りましょうw (2020年11月9日 16時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - 裕美さん» 裕美さんこんにちは！嬉しすぎるコメントありがとうございます!!ドストライクhitできて感無量です！！これからもここで溶けてください！！ (2020年11月9日 16時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はてな | 作者ホームページ：http://lyze.jp/hellomalco/
作成日時：2020年11月2日 0時
