成敗�� ページ34
それは一瞬の出来事で、私はカッと目を見開き片手は一人の腕を掴んだまま もう一つの手で結構な速さで投げられた石を掴んだ。
｢｢｢ヒィッ！！！！｣｣｣
そして、石を持っている拳に力を入れるとその石はビキビキｯと大きな音を立てて真っ二つに割れた。
｢｢ギャァァァァ！！！この女化け物だぁ！！！！｣｣
『お前らもこうなりたいかぁぁあああ！！！！』と、叫ぶと子供達は顔を青ざめて猛スピードで町へと一目散に逃げていったのだった。
『弱い者いじめをするとは何事だァァ！！それも寄ってたかって！！！恥を知れ！！！馬鹿者ーー！！！！お前らに千寿郎君を傷付けなどさせるかァァァァああ！！！』
と、もう既に姿も見えなくなっていた子供達に怒鳴り散らし……
ーーーーーハッ！！！！
と、我に返る。
や、やってしまった。
サーっと血の気が引くと同時に、背中越しに千寿郎君の視線を感じる。
恐る恐るぎこち無くゆっくりと振り返り引き攣り笑いをしながら、千寿郎君の顔色を伺う。
『いやぁーあははは……き、奇遇だねぇ、今日もいい天気だねぇ〜』
『………………。』
無理くりすぎる！！！！
千寿郎君は目に穴があいたように、呆気に取られている顔で私を見ていた。
こ、子供相手にまじになりすぎたか！？いやでも、もう少しで千寿郎君がまた怪我をする所だったし！そんなのこと絶対にさせたくなかった！！いやしかし、石を割るほどの怪力を目の前で見せてしまったなんて！
というか石を割った？！素手で？！しかも片手で？！？！？！
1人で大混乱していると、ガシッと身体に衝撃を感じた。
『！！！！』
千｢Aさん……！！｣
なんと千寿郎君が私に飛び付いて来たのだった。
『せ、千寿郎君……？』
千｢嬉しいです……｣
胸に頭を擦り付けながら、嬉し涙を流す千寿郎君を見て始めは驚いたが その涙に貰い泣きをして私達はギューッとしばらく泣きながら抱き締めあった。
｢よもやよもや！！！｣
『！！！！！』
千｢！！！！！｣
声のする方に二人同時に顔を向けると、まさかの煉獄さんが腕を組んで立っていた。
千｢あ！あ！あに、あ！これはその！！！｣
『……ﾌｶﾞﾌｶﾞ』
杏｢こんなところで泣きながら二人で何をしている！｣
すごい所を見られたが、その後説明のうまい千寿郎君が全ての経緯を話してくれその場を上手くまとめることができたのだった。
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シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
