心の声�� ページ26
『……女の隊士もいるの？』
千｢比率としては少ないですが、ちゃんといますよ！｣
『すごい！』
千｢つい先日までいた兄の継子も女性でしたし！｣
『え？！継子って何？！』
千｢継子とは、柱が直々に教える系統の同じ隊士のことです。要は跡取りのような。……柱がいなくなった時に、それを継ぐ者と解釈するのがわかりやすいですかね……｣
と、少しつらそうに笑う千寿郎君。
『その先日までいた継子さんはもういないの？』
千｢はい！炎の呼吸を使う隊士として兄が育てていましたが、どうやら別の派生を生み出したみたいで今は恋柱となって兄と共に柱をしています！｣
『こ、恋……女でも柱になれるんだ！！！！』
千｢はい、他にももう1人女性の柱がいますよ！｣
『すごい！！！！』
女でも鬼殺隊に入れる、柱になるほど強い女の子がいるんだ！！と、ワナワナと手が震える。
千｢…………。……Aさんも鬼殺隊に入りたくなりました？｣
『え……。』
ーーここで、『うん』と答えてもよいのだろうか……軽はずみに言ってはいけない気がした。
『……わからない。』
鬼殺隊は命をかけて戦っているんだ。あやふやな意思でそれを志すのは目の前にいる千寿郎君や鬼殺隊の人達へ失礼に値すると思った。
『ちゃんと、自分の中で気持ちの整理がついたら煉獄さんに話すね。もちろん千寿郎君にも』
と、話すと千寿郎君はニコリと頷いてくれた。
それから、夕餉の支度を終えて煉獄さんを呼びに部屋へと向かった。
ーー今日はまだ寝ているのかな？
コンコンと、部屋をノックするが反応がない。
昨日任務に向かった時間を考えるとそろそろ起こした方がよさそうだと、戸をゆっくりと開いた。
『煉獄さーん……失礼しまーす』
中は電気はついておらず、暗闇の中で月の光が布団の中に眠る煉獄さんを照らしていた。
ーー熟睡している。
そーっと近付くと、煉獄さんからは規則正しい寝息が聞こえて来た。
目尻から伸びる長めのまつ毛、いつもの意気揚々とした表情とは違うく気を許している寝顔。
自分よりも年上の男性に対して、可愛いと初めて思った瞬間だった。
ほんの少しだけ……
もう少し、この寝顔を見ていたい。
と、眠る煉獄さんの横に少し距離を置いて座り その寝顔を眺めることにした。
……起きたら驚くだろうな……。
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シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
