心の声�� ページ25
料理をしながら千寿郎君に色々聞いてみることにする。
『千寿郎君、煉獄さんは何歳の頃から鬼殺隊に入ったの？』
千｢ええと、たしか14.5あたりだった気がします！｣
『そんな若くから！千寿郎君も……鬼殺隊に入るの？』
千｢……入りたいです。兄上のようになりたい……。｣
と、悲しそうな笑みを零した千寿郎君。
『入りたい人が入れる……わけではないの？』
千｢はい、才能があったり剣術に見込みのある者ではないと最終選別に参加することは出来ません。｣
『最終……選別……』
ーーなんと重そうな言葉だ。
千｢独学で選別に行く者もいると聞きますが、多くは育手からの推薦でそれを受ける資格を得ます。｣
『育手？』
千｢はい、鬼殺隊を引退した方達が志願する者を文字道理に隊士として育てるんです。｣
ものすごくわかりやすい。
『千寿郎君の育手ってのは煉獄さんの他にいるの？』
千｢いえ、兄上だけです。私の家系は戦国の時代から鬼狩りをしている家系でして、少し他とは違うんです。兄は柱ですから、柱から推薦されても最終選別を受けることができます。｣
『はしら？あ、ごめんね質問し続けて。』
千｢いえ、大丈夫です。僕の知識で良ければ全てお伝えしたいと思っています。あ、それで柱と言うのは鬼殺隊を支える9名の剣士のことを指します。｣
『支える……』
ーーやっぱり煉獄さんは凄い人だったんだ。煉獄さんみたいな人があと8人もいる？それに育手の人達っていうのも含めたらこの世の中にはああゆう力を持った人がたくさんいるってこと？
『き、鬼殺隊はだいたいどのくらいいるの？』
千｢そうですね、現在知る限りは100人あまりだと聞いています。｣
『ひゃくにん！！！』
千｢ただ、鬼との戦いで命を落とす隊士が多いのも事実で……鬼殺隊に入るという志願者も年々減っているそうです…。｣
『あんなに強い人が100人いても鬼に勝てない時もあるんだね……』
千｢あ、兄上は特別です！皆が皆、兄上のように強いわけではありません。失礼ですけど｣
『そうか、そうだよね……』
千｢柱でなくても倒せる鬼もいますが、柱を倒す鬼もいます｣
『え……』
千｢心配ですよね、兄が任務に行くたびにもう帰ってこないんじゃないかと何度も不安になります……｣
ーーそれでも、僕は兄上を信じています。いつか、兄の隣で剣を振るう。そんなことを夢見て僕は鍛錬をこれからも続けます！
力強く話すその言葉に胸がうたれた。
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シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
