心の声�� ページ24
稽古も解散し、煉獄さんは夜中の任務のために先に部屋で休むこととなり私と千寿郎君は手分けして家の掃除や夕餉の準備に取り掛かっていた。
先程、煉獄さんが見せてくれた炎が舞う素振りが目に焼き付いていて胸がドキドキと治まらない。
ーー私も、修業をすれば出来るようになるのか？
小さい頃から、母親からはAは普通の女の子とは違うと言われてきていたが どうやらその通りのようで……。
山奥にひっそりと暮らしていただけに、人との交流はあまり無かったためか普通の人らがどうゆう生活・力の具合なのかって知識が浅かった。
熊を倒したことがあると打ち明けた時の千寿郎君の反応を見るからに、私はかなり変人のようだと悟った。ーー傷つきはしていない。薄々感じていたことであったし…と、風呂場掃除を終えて台所へと向かう。
ーーまずは米を炊くか。
…鬼殺隊とは、鬼を狩るもの。
一体どのくらいの規模の人達がやっているんだろう。煉獄さんはいつから鬼殺隊をしているのだろう…。
鬼はそこら中にいるって言っていたっけ…。
そうとなると、私が家族を失ったように今日もまたどこかで誰かが犠牲になってしまうのだろうか。
ーーそれをさせないように、煉獄さんが…鬼殺隊の人達が頑張っているんだ。
そう思うと、胸が震えた。
ーーー私も人助けがしたい！！！
でも、煉獄家に仕えるこの環境も棄てたくない…。
女中を勤めながら鍛錬等出来るのだろうかという不安が生まれた。
ーーいや、でもそんな甘いこと言ってられない。こうなりたいと決めたら前に進む。私はそうゆう人間ではないか。
グッと釜を掴み、深呼吸をして呼吸を整えた。
『うわぁぁああ！！！』
千｢あ、驚かせてすみません！｣
『いつから横に？！』
千｢米を洗い始めたところあたりです｣と、眉を下げてクスクスとわらう千寿郎君。
ーーー全く気付かなかった…！！！
千｢考え事でもしていたんですか…？｣
『あ、いや、……うん』と、しどろもどろに答える。
千｢……先程は失礼しました。｣
『え？何かしたっけ？』
思い当たる節がなく首を傾げる。
千｢Aさんが言ったことを疑うような発言をしたり熊を倒した時に茶を噴いたりと失礼なことを沢山してしまったなと……｣
しゅんと下を向く千寿郎君。
『あぁ！全然！気にしてたの？大丈夫！なんも気にしなかったよ！』と、なでなでと千寿郎君の頭を撫でる。……あ、手濡れてたの忘れていた。
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シレン(プロフ) - Lastさん» ご指摘ありがとうございます！いやいや、お恥ずかしい！！すぐ治します！！ (2020年11月1日 1時) (
レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
Last(プロフ) - この作品いつも読んでます！！ただいま�，覇�輪刀が日輪等になってましたよ。これからも投稿頑張って下さい！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: 7e2a5ee326 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！くっつくまでの過程が大好物です！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
よる - 焦ったい…大好物です！！！ (2020年10月31日 21時) (レス) id: 857d9d8983 (このIDを非表示/違反報告)
シレン(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2020年10月30日 14時) (レス) id: 5c1c19fa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シレン | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16108143
作成日時：2020年10月26日 3時
