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特にやることもなくぼーっとテレビを見ていた。
モザイクがかかった男子大学生がインタビューされている。
彼女に黙ってマッチングアプリに登録しているらしい。
『言われへんってことは悪いことってわかってるんやん』
晶哉くんはそんなことをするタイプではないけど、少しだけ不安になってしまう。
とはいえバイト中の彼に電話する程のことではない。
…スマホをあまり触らない彼ならすぐには出ないだろう。
少しだけ鳴らして、後でメッセージで謝ればいっか。
そう思っていたのに着信音が止まる。
「…もしもし、Aちゃん？」
まさか出るとは思っていなくて言葉が浮かばない。
向こうからは少しバタついてる気配がする。
『…あ、今日バイトやっけ？』
「うん、そうやで」
『あ、そっか。ごめんごめん。』
「ええけど、何かあった？」
『ううん、大したことじゃないから大丈夫。じゃあ頑張って。』
とりあえず誤魔化して電話を切る。
…軽い気持ちでかけるんじゃなかった。
というかいつもはもっと鳴ってから取るのに…。
スマホ触ってたんかなぁ。
普段はあんまり触らんのに。
一度悪い方向に考え始めると、モヤモヤは消えることなく増殖し続ける。
▽△▽△▽△▽△▽△
バイト中スマホってお店によってはいるのかな。
噂では聞くけど使ったことないです。
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
