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高校2年生───
人生で初めて彼氏ができた日。
ずっと見ているだけの恋だと思っていたのに、ある日突然小島くんから告白された。
何度も自分の頬をつねってみるけどしっかり痛い。
「何してんの？」
『夢、かと思って』
「現実やって」
そう言って抱き締められた時、小島くんの体温に包まれて漸く実感できた。
「わかった？」
『…うん、でも何で私？』
「えー、何やろ。そういうとこも含めて全部？」
『…ほんまに私で大丈夫？』
小島くん自身もわかっていない様子でこちらも不安になる。
「言葉にはできひんねんけど絶対大丈夫。で返事は？」
『返事聞く前とは思われへん状況やけど』
「Aちゃんが拒否せえへんから」
『…じゃあわかるやん』
「言って欲しい」
『…私も好き、です』
抱き締められる力が強くなって少し苦しい。
『小島くん、苦しい…』
声が届いたのか、少し距離が空いた。
ホッとしたのも束の間、小島くんの手が頬に添えられる。
『ストップ！』
私の声に驚いたような表情になる小島くん。
「…どうしたん？」
『…初めてやから心の準備が…』
「そっか」
『…何かごめん』
「いや、心の準備できたら教えて」
じーっと顔を見てくる彼に準備ができる訳もない。
『心の準備って、そんな待たれても…』
彼はちょっと不思議そうな表情を浮かべて、改めて私の頬に手を添える。
「まぁそんな考えやんで良いと思うけど」
その言葉と同事に優しく唇が触れた。
「…な？何も難しくないやろ？」
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
