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『…久しぶり』
「ごめん、出かけるとこやった？」
『うん』
「…こじけん？」
『え？』
「…やっぱり付き合ってるん？」
フッたのは彼の方なのに少し悲しそうな表情をされると私が悪いことをしたみたい。
『…良くんには関係ない』
「…そっか、そうやんな。あの時はほんまにごめん。別れた方がいいって思い込んで、Aちゃんに何の相談もせんと。自分勝手やった。」
『…めちゃくちゃ傷ついた。だから連絡先も写真も全部消して良くんのこと忘れようとして…』
「うん、ごめん。…あー、今横におれんの俺じゃないって覚悟してたのにな。めちゃくちゃこじけんに嫉妬してる。ほんまに最低やわ。」
自嘲気味に話す良くんの目には涙が浮かんでいる。
「ごめんな、話聞いてくれてありがとう。早よ行かなこじけん待ってるな。」
苦しそうに話す彼に、抑え込もうとした本音が溢れる。
『…ごめん、嘘』
「え？」
『小島くんはお友達。今日も一人で出かける予定やってん。他に好きな人なんてできひんよ。』
「…それって、都合の良いように受け取ってもええん？」
『…うん』
「あんなことしたのに、ずっとAちゃんを好きで忘れられんかった。めちゃくちゃ後悔した。もう二度と悲しませへん、絶対に泣かせへんからまた隣にいさせてくれへんかな。」
良くんの言葉に自然と涙が溢れる。
『…うん、ずっと隣にいてほしい』
そう答えると頬に手が添えられて涙を拭ってくれる。
「泣かせへんって言うたばっかりやのに」
『嬉しいからやもん』
微笑みながら良くんの顔が近付いて唇が重なる。
「これからもずっと愛させてな」
▽△▽△▽△▽△▽△
最後が駆け足になる癖を直したいんですけど…
長ったらしくなるのも少し…と思ってしまいます。
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
