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数日後───
大学で友人と話していたら晶哉くんと同じ学科の人から話しかけられた。
「Aさん、やんな？」
『あ、はい』
「悪いねんけど佐野んちにこれ届けてくれへん？」
『…晶哉くん休みなんですか？』
「あいつ何も言ってへんの？昨日から風邪で休んでんで」
『え、そうなんや…』
何も聞いていない自分が情けなくなる。
「ま、まぁ佐野も心配かけたくなかったんちゃう？」
気を使わせて励まされてしまった。
とりあえず空元気でプリントを受け取る。
「じゃあよろしくな」
『はい、任せて下さい』
一度自宅に帰って晶哉くんにメッセージを送る。
A体調大丈夫?
すぐに既読がついて、返信の代わりに電話がかかってくる。
『もしもし』
「…何でAちゃんが知ってるん？」
『晶哉くんのお友達から聞いた』
「あいつら…」
『何で教えてくれんかったん？』
「だって…心配かけたくないし」
ふとあの日の夜を思い出す。
『もしかして会いに来てくれた日のせい？』
「え？」
『寒い中、走って来てくれたやん。あの時上着も着てなかったし…』
「違う違う、絶対ちゃうよ」
『でも』
「絶対に違うから。だから気にしやんとって。」
『…うん』
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透(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！これからもゆっくりまったりと、にはなりますが楽しんでいただけますように💫 (2023年2月13日 14時) (
レス) id: 8f642d296a (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 全部読ませていただいてます！話の作りが最高で更新楽しみにしています☺︎ (2023年2月12日 0時) (レス) id: 4b4581572e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2023年1月30日 15時
