こんにちは、恋歌。 (ページ44)

今日:6 hit、昨日:35 hit、合計:61,476 hit

▽ ページ44

.

「返事、いつでもえぇよ」

笑顔でまたグラウンドへ向き直ると、昼練をする運動部に「お、頑張れー」と呑気に声援を送っている。

『…まだ先輩のこと好きなんかと思ってた』

「あー、先輩に言われてん。佐野くんは本当に好きな人が別にいるんじゃない？って。その時はただ振る為の口実やと思ってたけど後で気付いた。先輩への気持ちは憧れやったって。」

『いつから？』

「冬ぐらいかな。Aが友達でいたいって思ってるなら俺もそれで良いと思ってた。でも今日呼び出された時に思ってん。Aもこうやって呼び出されたら誰かに取られるんかもって。それにあの子には申し訳ないけどAとの時間減っちゃうなって。」

『気付かんかった』

「気付いてないやろなぁと思ってた」

『でも私が好きな事は気付いてたんや』

「うーん、最近そうなんかなぁって。廊下とかで友達と話してても目合うやん。俺は好きやからAのことすぐ見つけるって自覚あってんけど、目合うってことはAも俺のこと見てるんかなって。」

『…確かに』

「確信はなかったけどそうやったら良いなぁって。告白されたってわかっても平常心っぽくてちょっと焦ったけど。」

『1番近い友達でいようって思ってたから』

「で、俺から告白されて気持ちは変わった？」

『…』

「あ、はっきり言ってないか。」

改めて私の方を向き、右手を差し出される。

「好きです。付き合って下さい。」

その手に少しだけ触れる。

『私の方がずっと好きでした』

繋がれた手を引き寄せられて抱き締められる。

「それに負けない勢いで好きになってます」

『何かキャラ違う』

「キザなセリフは好みじゃない？」

『違和感』

「たまにはええやん」

△▽△▽△▽△▽△▽

めっちゃセリフ長い…

そして途中からどうしても「じゃあ…俺と付き合う？」の晶哉ちゃんが出て来てキャラ迷子です。

一通り全員分書き終えたので、以降はランダムで書いていきます。

.