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▽ ページ28
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日曜日───
朝から精一杯のお洒落をする。
鏡で何度確認しても変じゃないかという不安が拭えない。
落ち着け落ち着け…小島くんとは何度か遊んでいるじゃないか。
結局正解もわからないまま玄関を出ることになってしまった。
待ち合わせは私の最寄り駅まで来てくれることになっている。
余裕を持って家を出たので15分前に着いたのだが、駅前には既に彼が待っていた。
ポケットに手を突っ込みスマホを触っている彼の元へ慌てて近付く。
『小島くん！』
「ん、おはよー」
『ごめん、お待たせ』
「全然大丈夫。俺が楽しみで早く来ちゃっただけやし笑」
最近の小島くんは心臓に悪い発言ばかりだ。
「じゃあ行こか」と言いながら歩き始める彼の横に並ぶ。
移動中も楽しい話を聞かせてくれる彼に少しずつ緊張も解けていく。
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作者名：透 | 作成日時：2022年12月5日 4時
