LAST / Love Song... Song/2

願 //Side Ryuji ページ4

「本当にあの人ってヤな奴だよね(#^ω^)」


笑いながらも引き攣ってるガンちゃんは

本気でレイカのことを嫌ってる(笑)





ファンの子から "どS王子" なんて呼ばれてるけど簡単に人を嫌いになったりしないガンちゃんだから


こんなふうに本気で誰かを嫌ってるのは珍しい事で…




けど



「俺も苦手やー(╥ω╥`)」

って健二郎くんも

「うん俺も…(╥ω╥`)」 ってELLYも



どうやら受け入れ難い存在みたいらしく




「…けど仕方ないよね(╥ω╥`)…なんでかあの人ヒロさんには気に入られてるし俺らにはどうしようもないもん……」


そんなNAOTOさんの言葉にみんなウンザリした顔になる




そう




レイカはヒロさんの "お気に入り"



ヒロさんの奥さんの彩さんも

「レイカは本当にみんなの事、好きだよね」って

軽く欺かれてたりするから問題だと…思う







事実上

俺らには1人1人個別のマネージャーがいるんだけど

レイカはその7人のマネージャーを統括する立場に立ってて






今回、遊園地Missionのコトだって

そのうちの誰かに聞きだしたんだと思うし…







「……けどまさかユキナさんまで連れてくるとは思わなかったよ(╥ω╥`)卑怯過ぎるっっ‼」




ガンちゃんが更に頬を引き攣らせる隣



「……あの子大丈夫かな………」 って

低い声で直己さんが咲良ちゃんが駆けて行った方を見つめながら呟く






「……あれ絶対傷付いてたよね……」

ガンちゃんが呟く言葉が微かに胸を突くのも感じるし





「…隆二も気付いてるんやろ……?」って

気遣うように健二郎くんがそっと聴いてくるけど



俺は

YesもNOもどちらも答えられない………



だって



気付いてるからって…何にもしてやれない………





あの子が自ら撰んで傍に居たいって言うなら

そうして欲しい……って思うけど





その気持ちと同じぐらい






傍に居て傷付くって言うのなら

……俺に引き留める権利はないって……思う





だって俺は


あの子の想いに何も応えてやれないから…


何も返してやることが出来ないから…








「…なんか臣の最初の時みたい…」って


NAOTOさんが呟くのに




「臣さんと同じように隆二さんもいつか咲良ちゃんのコト好きになればいいのに…」


そう ガンちゃんも続けるから俺は"そうね" って応えるけどそんな日はきっと来ない




だからその代わりに俺は切に願う……






いつかあの子が

"幸せ" になれますように……って｡｡｡

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