LAST / Love Song... Song/2

告白 ページ30

(隆二Side)

『…私…隆二さんの事が好きです…』

ストレート過ぎる咲良ちゃんの言葉



確かにいつかはこんな場面が来るだろうとは思ってた



だって咲良ちゃんには臣っていう "最強のバック" が付いてるし

臣は俺の幸せが咲良ちゃんの傍にある事を1つも疑ってなかったから…






けどそれはあまりにストレート過ぎて俺は何も言えなくなってしまう







_『あれから本当に色んなコト考えました…』__





『…あれから私.本当に色んなコト考えました

隆二さんの事も忘れちゃおうって思いました


私はユキナさんにはなれないし

…いつまで生きていられるか解かんないから…




でも…

いつまで生きていられるか解かんないからこそやっぱり伝えたいって…思ったんです……』





そんな咲良ちゃんの言葉は




『…臣さんにユキナさんと隆二さんの話を聴いて

それから直人さんに今隆二さんが前に進む事をすごく怖がってるって事も聴きました



…私じゃ隆二さんに何も出来ないかも知れないけど


それでも1つだけ約束出来るコトがあります…



私に出来る約束｡｡｡

私何があったって隆二さんの近くから絶対に消えたりしません



いつまで生きていられるか解かんないからずっと傍に居るって言えないけど


それでも私に何があっても私…隆二さんの事

……ずっとずっと守ります……



隆二さんが何かに傷付いちゃう時には

私がその傷から隆二さんの事守ります…



いつか私が風香ちゃんの所へ行ったとしても

風香ちゃんが臣さんのためにそうするように


私は隆二さんのために


風とか
星とか
月とか
太陽とかになって

隆二さんの事…ずっと守り続けます……


それだけじゃ守れないって言われても他の何にだってなります


……ただ私隆二さんの事…守りたいです…』



そう容赦なく届いてくるから





『……私…隆二さんのために生きたいです……』

って俺なんかのために綺麗な涙を流すから




気付いたらその言葉は.その涙は

俺の心の中でカタチを変えていつの間にか俺は外へ飛び出してた






『グスっっ…グスっっ///』


さっきまでの勢いを失った代わりに聴こえてくる涙声




そんな涙声を聴いたら

なんかもう胸ん中が詰まっちゃって俺は




「待ってて…今逢いに行くからっっ‼」

そう叫ぶようにそう必死に伝えてた…






すげぇな…って思った

強ぇな…って思った




それと同じくらい思った気持ちは



…" 傍に居たい " …

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