三代目リーダー ページ27
(隆二Side)
HIROさんに呼ばれてた直人さんから俺が呼び出されたのは
レイカとの事があった日から数えて3日後
最初、直人さんは飯を見ながら「うまそー♡」とかって笑ってくれてたけど
俺が呼ばれた理由はレイカを殴った件なんだって笑えずにいるのを確認すると
ゆっくり
「…例え相手がレイカだとしても隆二が女性に手を挙げるなんてさ…よっぽどの事があったんだろう…って俺は思ってる…けど…聞かせてくれる？」って聞き始めた
多分
俺にこんな質問をしなきゃならない直人さんは内心傷付いてる筈だ…
だって直人さんはメンバー1人1人をとても信頼してくれて
…大切に想ってくれる人だから…
だから俺は「…すみません…」そう小さく頭を下げる
下げるんだけど……
それでも胸の中のどっかで "あの時の俺は間違えてなかった" なんて思ってる俺は
やっぱり間違えてるんだろうか…
直人さんはそんな俺に"謝んなくていーって" そう笑ってくれながら
「…ただ俺はやっぱり三代目のリーダーだから…メンバーに何があったのか知っていたいって思うんだよね…もしかしたらそれは俺のエゴかもだけど…」 って
苦笑しながら優しい眼差しで見守ってくれた
それはすごく優しく澄んでいて
だから導かれるように俺はレイカとのやりとりを話し始める
直人さんはふんふん。って聴きながら
そして
「それってつまり…そういうコト？」 そう言った
そして復唱するみたいに
1。隆二は自分が咲良ちゃんを失う怖さで咲良ちゃんに近づけない
2。そんな自分がもどかしくて仕方がない
3。そんな時、そんな心をレイカに踏み潰された気がして…だからそーゆう事になっちゃった
指を1本ずつ増やしていきながら解釈していく
その復唱に間違えは1つもないから小さく頷きながら聴いている俺に
_「やっぱりそーゆうコトじゃん‼」_
何かを考え唸ってた直人さんは声をピンと張り上げる
そーゆうコトってどーゆーコトですか？
俺の顔がそう問い掛けてたんだろうね
直人さんは不思議そうな顔で
「本当に気付いてないの？…いや。隆二も本当は気付いてんだよね？」 そう俺の瞳を覗き込む
あぁ。もう
ずっとメンバーを見てくれてるこの人には嘘も誤魔化しも通用しないな…ホント
直人さんはしばらく俺の瞳に照準を合わせてから
「逢いに行かなきゃじゃない？」 そう微笑みながら
_そこで答えを探せばいいんだよ__って言った
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みぃー姉(プロフ) - 初コメします。読んでいてぐっとくるとこがあり夢中になって読みました。続きは楽しみですが、ご無理のないようゆっくりと梨香さんのペースで大丈夫ですから。他の作品も読みながらまたこの作品に遊びに来ますね！ (2019年10月22日 1時) (
レス) id: 6118210b1a (このIDを非表示/違反報告)
Mi(プロフ) - こちらこそありがとう！無理しないでくださいくださいね (2019年7月1日 23時) (レス) id: 9c5d169021 (このIDを非表示/違反報告)
梨香(プロフ) - トミトミさん» はじめまして！コメントありがとうございます！お言葉の通り無理はしないで少しずつ更新予定です。本当に暖かい気持ちをありがとうございます！これからもどうかよろしくお願いします！ (2019年7月1日 21時) (レス) id: 64c500100f (このIDを非表示/違反報告)
梨香(プロフ) - Miさん» ありがとうございます！storyが好き…そんな暖かいお言葉にとても励まされます…。今日からまた少しずつですが更新予定です！これからもどうかよろしくお願い致します！！ (2019年7月1日 21時) (レス) id: 64c500100f (このIDを非表示/違反報告)
梨香(プロフ) - kotaさん» 暖かいコメントありがとうございます…待っていてくれる人がいる…とても幸せな事です。ホントにありがとうございます！今日からまた少しずつ回復予定です！これからもどうかよろしくお願い致します！！ (2019年7月1日 21時) (レス) id: 64c500100f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨香 | 作成日時：2019年6月1日 18時
