LAST / Love Song...

おかえり ~ホッとする場所~ ページ26

短ったような

長かったような…


そんな2人きりのドライブを終えて
スタジオの入口をくぐると


「おかえりー(●´ω`●)♡」ってガンちゃんが

「ちゃんと楽しんできたか？」って健二郎さんが

笑顔で…迎えいれてくれる｡｡｡




その時

私はふっと思ってしまったんだ



夢のようなこの場所が

今の私にはホッとする場所に変わっていたことに……｡｡｡









「咲良ちゃん今は疲れてるんだからそんなにまとわりつかないであげて！ 」って健二郎さんとガンちゃんを散らしながら笑いかけてくれる直己さんが


「…なんか飲む？」って気を利かせててくれるELLYさんが


ほら。なんだかとても心地よい……｡｡｡



暖かくて心地よくて

……ホッとできる場所……｡｡｡




私…この毎日の中で幸せに対して麻痺しちゃったんだろうなぁ…(╥ω╥`)




今は

ガンちゃんも

健二郎さんもNAOTOさんも

直己さんもELLYさんも


それから臣さんと隆二さんも……





今の私には誰よりも近くて

そして誰よりも大切な人達だと


今まで以上に想えるんだ……







「なんだよーオレは感想聞いてるだけじゃんっっ‼」

直己さんに対してむくれてるガンちゃんがいて



直己さんは
ガンちゃんのそんな声なんか聴こえないフリをしていて


ツーンって顔をしているから






だから

それを見ていたら…


ぷっっ///



私は…


この場所で初めて吹き出して声を上げて笑っていた








そんな私に


「……笑った…？」

「……笑ったやんな…？」


「オレ…咲良ちゃんが笑ったの初めて見たかも……」



大げさ過ぎるくらいにみんなが視線を向けてくるから


私は…



いつもみたいに真っ赤になって俯いてしまう





俯いて固まってしまったそんな私の頭にポフッて手を置いて


「……笑ってろよ…咲良ちゃんが笑っててくれたら俺ら皆…マジで嬉しいんだ…あいつがここに戻ってきてくれたみたいで暖かい気持ちになれんだよ……だから笑ってなよ…」 って


そう言ってくれたのは

臣さんの優しい笑顔だった……｡｡｡






私はそんな臣さんの優しい言葉に小さく頷きながら




ここに私を導いてくれた



そんな風香ちゃんに心の底から感謝し続けていた……





風香ちゃんにはなれないけれど

私は私でしかいられないけれど


私が笑うことでみんなを少しだけでも


ほんの少しだけでも暖かい気持ちに変える事が出来るなら


……ずっと笑っていよう……って。そう決めたんだ

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