早朝の星と傍にある永遠 ページ25
pppp
けたたましくアラームが響くAM4:00
…いったいなに…こんな時間。。。
まだ眠たくて
昨日激しく求め合った身体はやっぱり少し気怠くて……
それでも隣で健二郎が起き出す気配を感じて
だから私は無理矢理に体を起こした
『あ、ゴメン…起こしてもうたな』
そう云う健二郎はもうすっかりと目が醒めてた
まだ明け方にも遠い時間
明け方の星がまだチカチカと天窓から見えてる
そんな時刻_
『俺はもう出なアカンけど梨香はもう少し寝といてええよ』
頭をふわふわと撫でながら笑ってくれる
朝いちばんの健二郎の笑顔を
私はまだ裸のまま。シーツにくるまって見上げた
…まだ外は真っ暗
なのに。其処に立ってる健二郎は眩しくて
私はベッドにゴロリと倒れたまま
少しだけ…目を綴じた
瞳を綴じていても感じる
トコトコと床に響く健二郎の足音と
シャカシャカと歯を磨く音と
それから健二郎そのものの気配
…なんて幸せなんだろう……
ニヤリとしちゃってる私を健二郎は覗き込んで
『気色悪っ』 そうイタズラに笑ったけど
1つポツリとキスを落としてくれたから
だから私は更にニヤリとしてしまう
…好きだな本当
朝からそう思える幸せはまた1つ健二郎を想う強さに変わっていく
『まだこっちおれるんやろ?』
心配そうに問いかける健二郎の言葉はまるで
_もう少し傍に居たい_
そう健二郎の内側の想いを届けてくれてるようで
だから私は思いっきり "うんっ!" そう答えた
"行ってきます" と "行ってらっしゃい"
多分。
健二郎が帰ってくる頃には
"ただいま" と "おかえり"
そんな挨拶が交わせることを愛しく感じた
やがて
ガチャリと音を立てて健二郎は出て行ったけど
それでも私は安心していられた
…永遠をほんの少し
ううん。
…確かに感じていた……
大人の夜を越えた翌朝。
間違いなく私と健二郎の間には
_"シアワセ"_
そう呼んでもいい暖かいモノが存在していた
死んでもいいと思えるくらい幸せだった23歳
私のすべてはただ。
健二郎だけに向かって生きていた
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梨香(プロフ) - にゃりんさん» あと。楽しんでくれて本当にありがとう…この作品は私にとってSpecialなので褒めてもらえるとホッとするよ (2019年8月28日 18時) (レス) id: 64c500100f (このIDを非表示/違反報告)
梨香(プロフ) - にゃりんさん» いひひ。最後はどーなるのかなぁ(笑)…女の子が夢中で健二郎を好きなコトと情景がいい塩梅に描けてたら嬉しいな…☆ (2019年8月28日 17時) (レス) id: 64c500100f (このIDを非表示/違反報告)
にゃりん(プロフ) - 梨香さん» なんかね、恋愛に純粋だった頃を思い出すね。にゃりんぐらいおばちゃまになってから読むと心が洗われるね(笑) 日記っぽく書いてるから余計かな〜。終わりは日記調じゃない方がよりリアルかも! なーんて偉そうに言ってみたけど、つまりは楽しく読んでます(爆) (2019年8月28日 17時) (レス) id: 71dba2f90e (このIDを非表示/違反報告)
梨香(プロフ) - にゃりんさん» にゃーちゃんだからこそ聴きたい!この作品どんな? (2019年8月28日 12時) (レス) id: 64c500100f (このIDを非表示/違反報告)
にゃりん(プロフ) - 梨香さん» なるほどね〜♪等身大のお話だからリアルなんだね!!それを踏まえてもう一度読みなおそーっと(笑) (2019年8月28日 12時) (レス) id: 71dba2f90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨香 | 作成日時:2019年8月27日 11時