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いっ、一体、誰なんだろうか。
あのクールな鬼太郎が惚れる程の人とは…
私の頭に、一人、思い当たる人がいた。
そうさ。
そいつは.......
『犬山まな』だ。
そうだ。私の友達のまなが好きに違いない。
いい子だしね…
あ、待てよ？
猫娘(まな風にいうと猫姉さん)ってこともありえるかもしれない。
美人やからな…しかもツンデレというすんばらしーおまけつき。
はぁ。
結局。まなだったとしても、猫娘だったとしても。
勝てそうにない。
っあれ。なんでそんな言葉でてきたんだろう。
『勝てそうにない』
だなんて。
そんなの。
まるで…
私が鬼太郎のこと、好きみたいじゃない！？
なあんて。実際好きだったんだけどね。とっくのとうに、好きってこと、気づいてたよ…
｢鬼太郎。いつの間にそんな本読んでたの？好きな人出来たのね？ね？｣
バッダァァァン！！
凄い音が聞こえた。
いや…多分、鬼太郎が本を閉じる音なんだろうけど。
動揺しすぎやで。鬼太郎くんよ。
人間の力じゃなかったよ。今の音。(あ、鬼太郎は人間じゃないか。そっかそっか)
｢ほほう…そんなに動揺するなんてね。鬼太郎、そんなにその子のこと好きなんだ〜？｣
｢ちっ、違う！これは…この前まなが勧めてきたんだ！｣
｢そうかそうか、君はまなが好きなのかね｣
ズキンと胸が痛い。
明るく言ってるけども、さ…
はぁ。
｢違う、僕が好きなのは…！｣
｢まな、なんでしょ。そうなんでしょ？｣
苦しい。どんどん自分の声が低く、小さくなっていく。
私は走って図書館を出た。
私はいま、息がしづらくなるくらい、苦しかった。
そっか。鬼太郎はまなが好きだったんだね。
幸せになってね。
私は、鬼太郎に触れられるだけで嬉しかった。
それだけのこと。
｢A！！ 待ってくれ 僕の好きな人はまなじゃない！！｣
背後から鬼太郎の叫ぶ声が聞こえた。
でも私は足を止めることはない。
(じゃあ、猫娘だとでもいう気なのかな。)
あはは。そうか。
｢好きなのはAだ！！！.......だっ、大好きだ！！！｣
Aは背後をふりかえった。
視界にうつったのは、真っ赤に照れた、Aの想い人だった。
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ここる(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2018年7月27日 12時) (
レス) id: dfabfe0163 (このIDを非表示/違反報告)
minto(プロフ) - とても面白いです！リクエストでヤンデレな鬼太郎君お願い出来ますかね？あ、更新頑張ってください！ (2018年7月11日 23時) (レス) id: 28b606cbf5 (このIDを非表示/違反報告)
SRKB - 初めまして突然ですがリクエストをお願いしたいのですが、６期の第11話、12話の3兄弟狸の声やキャラが気に入ったのですが、あっという間に倒されてがっかりしました。ですから鬼太郎たちが狸たちと和解し3兄弟狸が夢主の友達になるのをお願いしたいです。 (2018年7月4日 23時) (レス) id: 8f3c22ff74 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - そろそろ更新お願いします。 (2018年6月23日 17時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
riaia - 6期鬼太郎とっても面白いです (2018年6月22日 17時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三香美あっぽー | 作成日時：2018年5月13日 10時
