ゲゲゲの鬼太郎6期 短編集*

ドッキリ仕返しby鬼太郎 ページ15

｢おじゃましまーす！｣

今日は色々あって私がまなの家に遊びに行くことになった。

出迎えてくれたのはまなと鬼太郎。

あ、鬼太郎、先に来てたんだね。



｢A！遅いよ〜？ほら、早くリビングに来て｣


まながそういい、私はついていった。



のはよかったんだけども。



｢えっ｣

ドゴォォォォッッっと恐ろしいくらいの音をたてて



私は転んだ。


痛った。足痛った！


なにこれ？床、ヌメヌメしとる.......！


｢えへへっ｣

まながそう言いながら《ドッキリ大成功(仕返し)》と書かれた板をすっ、と出した。


｢.......思いっきりやられた…！｣


よく見ると鬼太郎がうっすらと笑みを浮かべている。

もしや、提案したのはお前か？


そりゃあ、私もいつしかあなたにドッキリ仕掛けましたね.......スンマソン。


まあ、その後は床のヌメヌメを掃除して、私はそこら辺にあったイスに座った。






あれ。


左手の甲に違和感。



めっちゃ嫌な予感するんですけどどーゆー事っすかね。


ドッキリっすかね。


私は恐る恐る自分の左手を見た。



そこには。

黒くて足が沢山あるやつ.......？

ゴキちゃん？


いや、違う。



｢ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい！！！！！クモォォォォ！！！！｣



私はぶっとんだ。(物理的に)

ああ！離れない！はーなーれーろ！！


私はちぎれるんじゃないかと思うくらい手をブンブン振った。



｢あははっ！A、それ。ニセモノだよ？｣



私はそうっと手の甲のクモちゃんを見つめた。



｢あ、ほんまや。なにこれ、よく見たらめっちゃニセモノ｣


｢はぁ、クモくらいで驚くなんて.......まだまだだな｣

と鬼太郎がニセモノのクモを拾いあげながら言った。


でもさ。そんな笑いをこらえた顔で言われてもね。


.......うん←

〃→←〃

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