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【話がある】20話 ページ21
今日は付き合ってから1年の記念日。
そろそろ実況のことも伝えなくちゃと思っている。だけど、なかなか伝えられないまま。
だから、今日の夜、会う時に伝えられたらな。なんて考えている。
これが思いもよらない方法で伝えられてしまうなんて知らずに。
*
その彼氏に会い、街中を歩いている時だった。
「ねぇ、話があるんだけど。」
急に彼が言った。
びっくりした。だって、話があるのは私の方だから。それもきっと彼の話より重大な。
まぁ、とりあえず聞こうかな。
「何の話？」
こう聞いた時、これからどんな話が彼の口から出てくるかなんてある程度は分かっている……
はずだった。
ただ、それは見当違いだった。
次にかれの口から出たのは思いもよらない、でも少し嬉しい言葉だった。
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作者名：Fua | 作成日時：2018年3月18日 15時
