朱、十一塗り 五虎退の災難 ページ11
「虎さーん何処ですかー」
如何しよう…また主様に見つかると怒られる…
「ぐるる…」
「こらこら、髪で遊ばないでください」
「！」
縁側の角を曲がった先、虎さんが、加州さんの連れてきたニンゲンの髪の毛で遊んでいた。
一匹は膝の上でお腹を撫でて貰って、もう一匹は髪の毛で遊んでる。
「虎さん！」
「あ、初めまして、この子は君の子でしたか？」
「は、はい！」
「すみません髪の毛に絡まりそうで…うぐぐ……」
「ひ、引っ張っちゃ駄目です！」
「五虎退？何をしている…」
「大倶利伽羅さん！」
不機嫌そうだけど…？
「あ、初めまして！この子のお兄様ですか？」
「！？いや…」
「お、大倶利伽羅さん！誤解です！虎さんがいなくなっちゃって！！」
「…そうか。あいつが来る前に逃げろ」
「ま、待ってください！えぇっと…この子が髪に絡まっちゃって…」
虎さんがもがけばもがくほど、赤い髪が虎さんに絡まる。
虎さんは遊んでいるのかもしれないけど、解けなくなると僕らでは手に負えない。
「待て、今解くから大人しく…」
「がるっ！」
「！威嚇するな！！」
「切っちゃいます？」
のんびりとした声が上から降ってきた。
声はすぐに分かった。
僕とおんなじ金色の目が細められていた。
「絡まっているのなら、切っちゃえばいいんです」
「ま、待ってください！今器用な人連れてきます！」
「待て五虎退！こいつを連れて行った方がいい。あいつが来る！」
大倶利伽羅さんが夕陽さんを抱き上げて、僕は絡まった虎さんをなんとかだっこして、もう一匹は後ろから付いてきた。
朱、十二塗り 大倶利伽羅の疑問→←朱、十塗り 刀剣男子の手記 壱
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 409人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイカ(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ＠ｐｃ垢さん» 反映されましたお騒がせしました！ (2016年3月10日 10時) (
レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ＠ｐｃ垢 - アイカさん» た、多分そうだと思います…作者のPCではちゃんとあがってるので…… (2016年3月10日 10時) (レス) id: a79284f49c (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ＠ｐｃ垢 - まろん＠苗さん» や、やめてあげてくださいwww (2016年3月10日 10時) (レス) id: a79284f49c (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 何故か目次には猫の日のやつで終わってるのは私だけですかね？中は見れるのに… (2016年3月10日 8時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
まろん＠苗(プロフ) - 青江さん・・・まるでリトマス紙(( (2016年3月9日 23時) (レス) id: 585670301c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
