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第4話 ページ6

席に座って荷物を置き始めることにした
テレビからはニュースが流れている
光圓寺さんはそれをじっーと見ていた




「はぁ…最近、また物騒になり始めたんとちゃう?」


「そりゃ…まぁ…
あいつらが復活したって可能性があるって
調査隊の奴らが言ってたぐらいだしな…」


「あいつらって、5年前のゾンビのこと?
あの時みたいな惨劇がまた繰り返されようとしてるんか!」


「それを先に止めようと、討伐隊の奴らも行ってるんだろ…」




クロウさんがそう答えると
書類にまた眼を戻して書き始める…
ちらりとこっちを見るとまた眼をすぐにそらして書き始めた
何も説明がない…それどころか
何もなさ過ぎて自分はどうしていたらいいのか…




「あの…任務とか来ないんですか?」


「任務は呼び出しかからないといけないんよ
基本、4番隊まで呼び出し来るなんて
中々あらへんよ
あんたも災難やな? 暇な隊に配属されるなんて…」


「…はぁ…」




こんなの聞いてない…!
あのまま私は地下にいたほうがよかったんじゃ…
そう思ったとき、ふと疑問に思って光圓寺さんに聞く




「4番隊のフォーメーションってどうなってます?」


「…? なんやそれ」


「え” だっだから、誰が近距離で戦うのか
誰が遠距離から射撃するのかとか…」


「あ〜…うちは遠距離からの射撃のほうかな
呉羽も援護とかのほうが向いてるかな
主に攻撃するのはリーダーやな」


「…まぁそうだな…一応みんな能力もちだ」


「では、どんな能力か教えてくれませんか
いざというとき、連携が組めないと困るので」


「私はサイコキネシスです
物を浮かせて攻撃する…以上
それと、あなたと連携を組まなくても倒せます…」


「…光圓寺さんは?」




風雅さん…どれだけの人嫌いなのか…
軍に入ったのは何で…?
光圓寺さんは、悟りといって
心の中が読めるそうだ
そのせいで過去に苦い思いをしているようで
話しているときに顔が曇っていた


心を読むだけでなく相手の動きを予測できるため
射撃にとっては良い能力だといえるが
何故彼女らに任務は来ないのだろうか…
ちなみに、クロウさんは影を操ることができるそうだ
中々強い能力なのになぁ…


その時、この部屋も廊下にも任務の知らせが入る




「うわわ!?」


「っ…任務ですか…」


「びっくりするよなぁ…なんだなんだ…」





【プラン区にて、感染者が多数いると報告が入りました
特別隊第4班と特別隊第5班は直ちに現場に!】

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作者名:桜音羽 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年11月21日 1時

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