5日目ー昼ー ページ16
.
学校に着けば私たちのクラスは体育館に集められた。
3日目に来た二人組の警察と他数名の警察、それに担任がそこにはいた。
私たちは体育館の地べたに座わらされ話を聞く体勢に入る。
「おはよう生徒諸君、警察の林だ。
今日から数日君たちはここの体育館に泊まってもらう
食事はこちらから出すし、トイレなどは私たちが同行する
これから君たちを守るために警察は動く、質問があるならなんでも言ってくれ」
....全く、意味のないことをするものだ。
みんなは騒ぎつつも解散の声がかけられたら真っ先にP-Pの元へ向かった。
「....P-P、会議はどうするの？」
「会議を始めれば時間は止まる....多分、その時は僕たち以外の人間の動きも止まると思うんだ」
確証はないけど、というP-Pだが確かに考えてみれぱそうだ。
みんなは1つの輪になって集まった。
【5日目 追放会議スタート】
バッと一斉に警察たちの方を見た。
....やっぱり、P-Pの言った通りだ。
ピクリとも動かない大人たちはまるで凍っているかのよう。
「....なあ、俺はP-Pが怪しいと思う
いつも人狼ゲーム仕切ってるし、そういう奴が意外と人狼かもしれないし....」
そう言い出したのは確かは美術部の絵が上手い中川だ。
それは中川のただの嫉妬か冷静な分析結果なのかはわからない。
....ただ、それは自分の首を絞める行為にしかならないということだけは事実だ。
「はぁ！？P-Pくんが人狼な訳ないでしょ！？」
「そういうアンタが人狼でしょ、中川！！」
女子の反感は異常だ。
今までの人狼ゲームで中川は学ばなかったのか。
この展開、3日目に死んだ石井紅とよく似ている。
女子の比率が多い私たちのクラスでは女子を味方につけなければならないんだ、きっと。
........でも、その条件は私には不利だ。
「黒崎Aっていっつもキヨくんたちといるよね....」
「この前あの4人と帰ってんの見たよ」
「....今日の夜の投票さ、」
....次に狙われるのは私、だと思う。
【4日目 追放会議終了】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 559人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
loss - 途中でヒロインの苗字が黒瀬から黒崎になっていた事が気になりました。それ以外は考えられていてとても面白かったです。 (2016年11月28日 22時) (
レス) id: 7b543e43b5 (このIDを非表示/違反報告)
毒舌#珈琲 - 最後凄い感動して泣きかけてしまいました…！文才ありすぎて羨ましいです！いい小説をありがとうございます！ (2016年4月6日 16時) (レス) id: cd366d9e79 (このIDを非表示/違反報告)
桂碼(プロフ) - すごく感動しました。楽しませていただきありがとうございます(*´∇｀*) (2016年4月4日 16時) (レス) id: ccc617bd03 (このIDを非表示/違反報告)
あらん - すごく感動しました...T^T (2016年4月1日 3時) (レス) id: 0334f1c679 (このIDを非表示/違反報告)
みなっち - 最後泣けました…。この作品良かったです。 (2016年2月22日 1時) (レス) id: 67986d2bd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零紅、ミネラリン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kaho01171/
作成日時：2015年3月30日 23時
