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*第107話 ページ31

A「……ここにいる人達を助けてあげて?」

虎杖に心配されないよう、優しく微笑むAに虎杖は肩の力を抜いて返事をする。


虎杖「…うん。…任せて」


返事を返してくれた事に満足するとAは裏梅たちへ視線を向ける。


「やぁ、A久しぶりだね」

A「相変わらず白々しいやつだな」

「昔から、君は私に対してつれないね」


クスクス笑う袈裟の男にAは心底ウザそうな顔をする。
その後大きくため息をつく。


A「そりゃあ、嫌いだからね。

お前の事一度たりとも味方だと思った事はない。

昔から何か企んでいた。

今世にいるって事はそういう事だろ。

お前は目的を達成する為なら犠牲も厭わない。

その目的の為に、宿儺といた俺が邪魔で裏梅と手を組んで俺のこと殺したくせに」


『バレた』という顔をわざとするがAはイラッとする。


「…なんだ、そこまで気付いてたんだ。

君の事だから、そこまで分かってるとは知らなかったね。

私は君の事を測り違えていたようだよ」

*第108話→←*第106話



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作者名:虚無 | 作成日時:2024年1月28日 2時

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