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*第96話 ページ19

A (此処で拘束を解いても、一般人や虎杖くん達に被害が及ぶ可能性があるからなー…

両手ぐらい折っても差し支えはないだろうな)


そう思うとすぐに敵の両手をボキッと折ったのだった。


敵「…っ、ぅあ"ぁーっ…!!…このっ…」


敵は両手を折れた痛みで叫び、地面へ倒れ込む。
Aはすぐに離れ、目の前へ歩きしゃがみ込んだ。


A「…んー、何だかなー。

俺はさ、本来相手を両手折って痛ぶる趣味ないんだよねー。

何でだろーね」


脂汗を流す敵に、どうでも良い質問を問うAはすごく良い笑顔だった。
その姿を見ただけで、恐怖を感じたのかガタガタ震え出した。

A「お前がさ、俺に怯えてどうすんのさ?」


スッと敵は手を伸ばすと手刀を食らわせ気絶させた。
意識がなくなったのをしっかり確認したAは立ち上がって歩き出した。


A「…………。







呪詛師相手でも、殺したら虎杖くん


怒るからね」

*第97話→←*第95話



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作者名:虚無 | 作成日時:2024年1月28日 2時

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