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*第70話 ページ32

成瀬「Aくんが行動に移してくれたおかげで、先生達はお母さん達に謝罪をしてくれたし

主犯格はあれから突っかかってこなくなったの」

A「…んー、まぁ。でしゃばり過ぎたなとは思ったよ。

ただ、あの時助けなきゃ成瀬さんは死んじゃいそうな気がしたんだ。

クラスの状況に疎かったとはいえ、助かるの遅くなってごめん…」


頭を下げて謝罪をすると、成瀬は慌てて『謝らないで!?』
とあたふたしていた。

成瀬「…でしゃばってなんかいないよ…。

あの環境下で誰も私の味方をしてくれなかった。

だから、あの時私の手を引っ張って助けてくれた時すごく嬉しかったの。

本当にありがとう」

涙ぐんでお礼を言う成瀬にAはやっと納得するのだった。

A「そっか…。

お互い高校生だけど、成瀬さんの方はイジメはない?

クラスに馴染めてる…?」

成瀬「!!

うん!クラスの皆すごく優しいの!

中学の同期は居ないから、過ごしやすいよ!」


元気よく頷く成瀬を見てAはほっとして微笑んだのだった。

*第71話→←*第69話



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作者名:虚無 | 作成日時:2024年1月7日 3時

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