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*第58話 ページ20

抱えられてる2人をまじまじと見つめると、真希は顔と左肩を怪我していた。

伏黒はお腹に種子らしきものが埋め込まれていた。


A「伏黒くんのこれは何?

さっきまで無かったよね?

もしかして特級呪霊の技か何か?」


伏黒「…っ、特級呪霊の…能力だ…。

呪力を吸い取って…成長、するものらしい…」

A「そうなのか…」


2人を抱えて歩くパンダの後ろを歩いていたAだが、足をピタッと止め後ろを振り返った。


パンダ「虎杖が心配なのは分かるけどよ。

東堂がついてるから大丈夫だ」


A「…!あ、あぁ…確かにそう、だな」


慌ててパンダの元まで走っていく。
そして、家入の所へ再び足を運んだ。

真希と伏黒の手当てをしてもらい、2人は事なきを得た。

伏黒のお腹に埋め込まれていた種子は、伏黒自身の呪力がほとんど無かった為、取り除く事が出来たそう。


ほっとしたAは参戦はせず、伏黒達を見守ることにした。


A (……特級呪霊がでた事で、交流戦どころじゃないな〜

そもそも特級呪霊の出現は特に問題はない。

ただ個体として成り立っているものが、頻繁に現れるのは可笑しくないか?

また、高専に来る事は呪霊からはデメリットしかない。

俺達が知らない所で何かしようとしてんのか…?)

*第59話→←*第57話



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作者名:虚無 | 作成日時:2024年1月7日 3時

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