俺、平和主義なんで【2】 (ページ18)

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＊第56話ページ18

モニター越しに見ていた先生方のうち、京都校の先生である歌姫は三輪を助けに行こうと動き出した時…

ﾎﾞﾎﾞﾎﾞｯ

壁に貼っていた札が一斉に赤く燃える。

冥冥「妙だね。烏たちが誰も何も見ていない」

夜蛾「未登録の呪力でも赤く燃える」

歌姫「…外部の人間…、侵入者って事ですか？」

各高校の生徒・Aは空から降りてくる帳に違和感を感じていた。

A「今になってから帳はおかしくないか…？」

嫌な予感が頭を遮った時、近くで建物が壊れる音が聞こえた。
『他校でもいい。情報共有と行動を共にしよう』とそちらへ走っていく。
そこには確かに生徒がいた。だが、生徒以外の"モノ"もいた。

狗巻は吐血、加茂は殴られた跡があり気を失っている。

A「…伏黒くん、あれは呪霊？」

伏黒「……独自の言語系体の確立をしている。

…あれは五条先生の情報にもあった呪霊だ。

　 "特級呪霊"だ」

A「…、そう。分かった」