俺、平和主義なんで【2】 (ページ11)

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＊第51話ページ11

Aは答えた瞬間、東堂に再び攻撃される。
しかし、攻撃を上手い具合にいなし反撃をしたりして様子を見ている。

A (…うーん、やっぱりダメかぁ〜。

苦し紛れに答えたのが不味ったかもなぁ。

昔も今も好きなタイプ居ないから、質問に答えにくいわ。

…あ、でも宿儺が好きなのは事実なんだよなぁー)

下へしゃがみ込み思いっきり足払いをする。
バランスを崩した東堂は体勢を直すために後ろへ下がる。
その瞬間、東堂の顔面目掛けて踵落としを食らわす。

だが、踵落としする方の足を掴まれ地面に叩きつけられた。

A「…っくそ！」

脳に衝撃が走り、視界がグラグラしていた。
掴まれた足から手が離れてないのを感じ取ると、上体を起こし東堂に掴まる。
顔面を殴ろうとすると掴んでいた手が緩み、その手をもう片方の足で蹴り飛ばした。

A (…早い。そして一撃が重い。

手加減してるわけでも本気でもないけど、俺の動きに合わせて攻撃を繰り出している。

そして大して俺の攻撃は効いてない。

……ま、これも経験の差だよなぁ〜)

A (……ていうか、くっそ痛いだが！？)