*第41話 ページ47
Aは考えていた。真人の攻撃を受けないよう、常に距離を空けて。
A (呪力を込めたあの手で触れられたら確実に俺は死ぬ。
あいつは"魂に触れ形を変える"と言っていた。
選択肢は2択
まず1つ 『俺自身の魂を呪力で守る』
2つ 『俺の術式で強制解除する』
前者は初めての事でほぼできないと見る。
なら、後者しか選択肢はないな)
真人「…あっはは!
何考えてんのさー!?」
笑いながらAへ手を伸ばした。
A「…いっちょやるか」
真人「"無為転変"」
真人はAに触れる瞬間、術式を発動した。
だがAも術式を発動し、真人の手に触れたのだった。
しかし、Aに【何も起きない】【呪力も術式も使えない】といった状況に真人は首を傾げた。
真人「……?…何、君の術式か何か?」
A「せーかいでーす。
しばらくの間はお前は呪力も術式も使えない」
真人から距離をとったA。
A「お前の術式クソ厄介だから
今後は二度と会いたくないね。
バイバーイ」
そう言ってAはパチンッと手を合わせるとその場から消えたのだった。
115人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:虚無 | 作成日時:2023年12月19日 22時