俺、平和主義なんで (ページ4)

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＊第3話ページ4

地を這うような低い声、虎杖とは違う呪力、"その人"を見た時に見えた紋様

伏黒 (両面宿儺…！？何故このタイミングで！)

五条「......」

問われた"その人"はキョトンとした顔で見つめ返す。

？「？？？」

？「……？うーん？」

？「……！！！」

？「もしかして…宿儺、なのか！？」

「「はぁ！！？」」

叫び声がその場に木霊した。

？「あのー…、お騒がせしてごめんなさい」

ぺこりと伏黒・釘崎・五条に謝罪をする、"その人"に後ろから抱きつく宿儺という可笑しな構図が出来上がっていた。

伏黒 (……はぁー、情報が混雑してて纏まらねぇ。)

痛む頭を抑える伏黒を見て、"その人"は『あはは…』と苦笑いをこぼした。

五条「いやー、驚いたよー！まさか、宿儺と知り合いだったなんてさぁ」

2人を指さして笑う五条に宿儺はガン飛ばしていた。

五条「ていうか、今まで忘れてたの？ウケる」

？「いや、あの…確かに千年前からの仲ですけど
宿儺が死んだ後、宿儺の呪力を感知出来ないまま今に至ったので

………忘れてました」

宿儺「…あ"？なんだと？」

五条にガン飛ばしていた視線を、今度は"その人"に向け圧をかけていた。