俺、平和主義なんで (ページ29)

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＊第24話ページ29

補助監督の方になるべく急いで東京校へ帰るようお願いした。
着くまでの間Aはずーっと無言だったが、考え事もしていた。その時の雰囲気が重たかったのか、補助監督の方も少なからずハンドルを握る手に力を込めてしまった。

そして、東京校に着くと補助監督の方にお礼を言いつつ急いで先生の居るところへ走って行った。

A「……っ、せんせー。

……悠二が死んだってほんと？」

五条「……A無事だったんだね。

うん、本当だよ。ほらそこに悠二の死体あるよ」

指を指した方を見ると確かに悠二だった。全裸で心臓を抉られた後が残っていた。悠二に触ると、冷たく死んでいる事が確認される。

A (確かに死んでいる事を確認できた。

だけど、虎杖くんの中にいる宿儺は死んでないだろうな。

宿儺はやる事があるって言ってたからこんなところで簡単に居なくならないだろうから

心臓を治して蘇る可能性が高いとみた)

『ただなぁ、行動が分かんない』と考えていた。
うーん、としていると伊地知と五条の会話に聞き捨てならない内容が聞こえた。

五条「Aは無事だったからまだ良しとするけど。

悠二に関しては上層部が、悠二を殺すために僕の不在時に特級案件を持ち込んだんだろうね。」