俺、平和主義なんで (ページ27)

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＊第22話ページ27

A (……んー、なーんか引っかかるな。

本来受けるべき任務より、こっちの任務を優先にして俺に頼む事自体変じゃね？

言っちゃ悪いけど、せんせーとかに回りそうな案件だ)

立ち止まってたら怪しまれる為Aは廃墟は足を運び始めた。
暗くジメジメとした空間に少し顔を顰めてしまった。
周りをよく見て人が居ないかよく確認する。

A「準一級の呪霊が１〜2体って言ってたけどさぁ。

そんなもんじゃないでしょ。
最低で１〜2体であって、最大で３〜4体じゃん！！」

そう言うとAの先には呪霊が2体こちらを見ていた。

A「あ〜、でもラッキーかなぁ。

呪力の蓄積をしたかったから、お前らの呪力もらってやるよ」

五条「……は？」

家入「……、だからAとやらに元々あった任務の変更があったみたいだ。

聞いた話じゃ、五条に回ってくるであろう案件だそうだ。

その案件をAの元々の任務と入れ替えた、というわけだ」

話によると、Aの急遽変わった任務は五条に回ってくるはずの案件のものだった。
なのにそれが入ったばかりのAに課せられている事を知った五条は地を這うように低い声で喋る。

五条「……何でAに、僕への案件の任務をさせてる訳？」

家入「私が知った事じゃないだろ」