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*第16話 ページ20

A「まぁー。皆宿儺怖がってたし穏便にするより、殺すの思考だったからね。

宿儺の事そういう風に見てないだろうね。

転生を何回もしてきたけど、宿儺が『呪いの王』になるずーっと前に出会ってから一緒に行動してるし。

宿儺の良さは俺が一番よく知ってる。

なので俺だけの特権です〜」



宿儺「………あー、はいはい」


A「あ、そうだ。このままずっと昔話に勤しんでもいいんだけど。
宿儺に出会ってから思い出した事があって

それを聞きたかったんだ!」


宿儺「?何だ?」


抱きついたまま会話をしていた2人だが、Aの問いを皮切りに抱きつくのを止めたのだった。
Aから問われるのを待っていた宿儺だが、当の本人は中々話さず無言のままだった。
静かな空間の中、突然Aは宿儺の手を掴んで骸骨の上まで上がって行った。


A「立ったまま話しても、疲れるしせっかくだから。

宿儺がいつも見てる場所で話したいと思って!」

最早呆れを通り越して、無言で『はぁー??』とした顔でAを見る宿儺だった。
だけど、Aだから許されるので甘んじて受けている。


A「マジで突然の事なんだけど。

俺、昔から信頼も尊敬も大好きなのも宿儺なんだよね。

そんでさ、俺には宿儺しか眼中にないわけ。


多分、宿儺の側にいた____も____も俺と同じように宿儺にしか眼中にない訳。

宿儺のそばにいる俺のことは眼中にない。むしろ邪魔だと思われてるわけ」

*第17話→←*第15話



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作者名:虚無 | 作成日時:2023年12月19日 22時

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