*第15話 ページ19
Aを見下ろしていた宿儺は、Aと同じ目線になるようにわざわざ降りてきた。
駆け寄るスピードを緩めずそのまま宿儺に抱きついた。
A「わーー!!宿儺だー!声も呪力も俺にする仕草全部が懐かしいなぁー!
すごく久しぶりだ、嬉しいな!」
嬉しくてはしゃいでいるAに、宿儺も表情には出さずとも嬉しいようでぎゅっと抱きしめ返した。
ぐりぐりと甘えるようにAにする。
宿儺「……、あぁ。俺もだ。久方振りだな、相変わらず元気な奴だ」
A「昔は体弱かったからな。……宿儺に面倒見てもらってたなぁ、ごめんな。
だけどな!宿儺だけは優しかったから嬉しかったんだよー!!
でも、今世はめちゃくちゃ健康体だ!
宿儺に迷惑も面倒もかけなくて済むぞ!」
宿儺「……はぁー、そうだな。だるかったぞ」
Aに抱きつきつつ、嫌な顔をした宿儺に『本当にごめんってば』と返した。
A「てかさー、虎杖くんの姿に酷似してるのに
何でこんなに虎杖くんと違うの?
すげぇかっこいいじゃん。
目の色、昔と違うけど赤もかっこいいなぁー!
着物も今の宿儺に似合ってるし。
全盛期には無かったから、今のうちに堪能しとこ〜」
宿儺「………お前、昔から変わらんな。
お前ぐらいだぞ、俺にそう言うのは」
呆れたようにぼやく宿儺に、Aはニコニコとしていた。
114人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:虚無 | 作成日時:2023年12月19日 22時