俺、平和主義なんで (ページ16)

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＊第14話ページ16

Aが同期や先輩方に話す内容を五条は聞いていたが、
こういう風に自分を考えてくれたのは嬉しいなぁと思っていた。

また、的確に的を得た発言で『うーん、流石。伊達に長く生きてないな。』と感心していた。

五条 (……、宿儺が圧倒的な強さを誇るを表すとするなら

Aは底がしれない感じかなぁ……。敵に回ったら本当に危ないかも)

五条「……、ははっ。僕、Aの事甘く見てたかも」

Aは頭に？を浮かべ、首を傾げた。

五条「ま！とにかく、今日からこの東京校で生徒として歓迎するよ！」

A「えっと、今日からよろしくです！！」

ぺこりとお辞儀するAに触発されたように、ハッとし皆も釣られて『よろしく』と声を揃えて歓迎した。

五条 (この子は腐ったミカン共にはバレないようにしなきゃ)

内心舌打ちをこぼした五条はそう思った。

同期や先輩方と特訓した後、寮の部屋で寝ていたAは

意識が一瞬で変わった事に気付いた。

A「ん？？あれ、ここ何処？」

宿儺「後ろを見ろ」

聞き慣れた声にバッと後ろを振り返ると、骸骨が山のように積まれた上に宿儺が座って見下ろしていた。

A「！！！！宿儺！」

宿儺の元へ走って駆け寄るAに、宿儺は少なからずふっと顔が優しくなる。