現代の天使、ロック・アウト？ 【IDOLiSH7】【男主】

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尭に手を引かれ、やって来たのは静けさのある公園


多分行きつけなのだろう、迷わずにやって来ていた。握られていた手を離してオレに抱きついた。痛い、腕に力が入りすぎてミシミシ言ってる


「痛い」、呟くと尭はすぐに離れてくれた




「A…… 会いたかったっ…………！！」

「…… うん、オレも会いたかったよ」




笑顔でそう言い、オレは＿＿＿＿






＿＿＿＿ “ソイツ"の頬を殴った




尭は、見事に吹っ飛んだ


そこら辺にあった木に背中をぶつけ、咳き込み始めた。苦しいのだろう、何度も何度も「ゴホッゴホッ」と咳き込んでいる


赤くなっている頬を押さえて、尭はオレを見つめる
その目には涙をため「どうして？」この言葉が出るような表情をする。そして、すぐに悲しみに包まれる


オレが口を開こうとしたら、面倒なことを起きた




「キャアアア！！ ちょっと貴方、何やってるの！！
尭君大丈夫！！？？」

「っ、だ、大丈夫ですからっ…… 心配しないでください」




その叫び声が聞こえたのか、ぞろぞろと人が集まってくる


…… なんだよ、その目。その哀れみの目。だから嫌いなんだよ、オレはお前の事が


昔っからそーだったもんね。何事もオレに劣ってるくせに、褒められて…… どんだけ不幸せだったか知ってる？ 知らないよね、知りたくも無いんだろうし


ほら、現にそうじゃん。オレが思っていることが分かっているくせに、何も口出ししない


ずる賢いよね、本当に




「っ、A！！！」



…… なんで今、来るかな？


こんなオレ、見て欲しく無かったのに…………

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