現代の天使、ロック・アウト？ 【IDOLiSH7】【男主】

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少しの沈黙


りっきゅん、次に何って言っていいかが分からないんだろうね、少しだけあたふたしてる。可愛い…… って思うけど、今はどうもフォローしたいって思わないんだよね……




「…… あ、AKIRAさんはさっきの話聞いてどう思いました？」




なんて考えていたら、りっきゅんは尭に話を振った


1番話を振りやすいのは確かに尭だろう。まぁ、丁度いい、オレにとっては好都合だ。尭の心中を探りに探りたかったオレにとって、この話は絶好の機会だと思う


綺麗事しか言わないアイツは、どんな事を言うのか……
そんな事を頭の中でずっと巡らせている。偽善者がどんな発言をするのか、想像をするだけで笑みが零れそうになる





「俺……？
…… 正直、Aが俺の事を嫌いな事は、幼い事から知ってる。だから、そんな事を言われるのは想像をしていた
でもやっぱり…… 実際に言われると、キツイなって思う……」

「綺麗事だね」

「A」





天きゅんの言葉を無視し、俺は尭を睨みつける


前言撤回なんてしない。今まで溜めに溜めた恨みだ、前言撤回なんてしたらそんなの崩れるに決まってる。尭が目を合わせようとしたけれど、逸らす。何処からか誰かのため息が聞こえるものの、無視する




「七瀬さん、次は私が谷野川さんに質問していいですか？」

「うん、大丈夫だよ」





次はいーくんか……


パーフェクト高校生は、オレにどんな質問をするのだろう、なんて考えてしまう。一度、咳払いをするといーくんはオレと目を合わせる





「谷野川さん、まずは貴方の家系に触れさせていただきます
何故、AKIRAさんが飛鷹家に行かなければならないのですか？」

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