現代の天使、ロック・アウト？ 【IDOLiSH7】【男主】

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目の前にいるのは、恋焦がれていた天きゅん


会いたくて会いたくて、でも、会う勇気が無くて……。でも今は、そんな天きゅんが目の前にいる。嬉しくて仕方ないけれど、この前の1件が頭の中をフラッシュバックした瞬間、咄嗟に目を逸らしてしまった


こんなに近くにいるのに…… なんで触れられないんだろう
いつもなら、フレンドリーにいけるはずなんだ。どんなに仲が悪かった友達ともそうやって笑いながら行けば、何ともなかったのに……


と言うより、紐解いて欲しい。おこだよ






「陸君、これで全員揃ったわけだけど…… 何をする気？」

「うーんと、簡単に言ったら…… 今のギスギスした状態を、元の状態に戻したいなっ…… と、思って……」






もっと簡単に言ったら“また皆と仲良く過ごしたい”って意味らしいね


生憎、オレには尭と仲良くする気もない。そんな事はりっきゅんも分かっているはずだ。りっきゅんとオレの立場は、ものすっごく似ている。同じ兄に捨てられた者同士


でも…… 今、りっきゅんがしようとしている事は、オレが願っている事と逆の事
“復縁”そんな所だろう。馬鹿馬鹿しい……






「それって…… つまり、仲を戻す、って事……？」

「はい
私達も、最初は七瀬さんの案に反対しました。“どうせ谷野川さんが反抗するだけだ”と……
けれど、七瀬さんのことです。きっとやり遂げてくれる、そう思い私達も七瀬さんの案に乗りました」

「むぼーなチョーセンってやつ？」





「そうだね」と双葉さんが返答する


復縁なんてどーでもいい。とりあえず、帰りたい。尭と一緒にいたくないもん


なーんて、ワガママを聞いてくれそうにも、ないや






「え、えーっと…… 何から話そう……」

「考えてなかったんですか！？」

「だ、だって〜！！」







りっきゅん……

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