現代の天使、ロック・アウト？ 【IDOLiSH7】【男主】

13 ページ15

がっくんの冷たい眼差しがオレを射る


あっ…… こんな雰囲気1回小さい頃にあった記憶がある。呼び起こしたくない記憶、あの後、打たれたんだっけ……？ そして、尭をすっごい恨んだんだよね


なんでか、いつもこの立ち位置は変わらない
例え、尭が悪いことをしてもオレが全部悪いことになる…… って、今の話とこれは関係ない…… か


1度、深呼吸をしてがっくんの質問に答える





「尭を殴っただけ
いやー久々に会ったら殴ってやろうって決めてたんだよ！ それがなにか？」

「っ、テメェ！！」

「楽！ よせ！！」





オレのセリフに腹が立ったがっくんは殴りかかろうとした


でも、その行為は呆気なくつなっしーによって引き止められる。がっくんが前に言っていた言葉を思い出す「俺は家族を大切にしないやつは嫌いだ」その言葉を


イラついているがっくんの怒りを募らせる行為はしたくない
けど、それは“オレのトラウマの人間"がいなければの話だ。提案したのが誰かは知らないが、そんな事をしたことに少し腹が立っている





「詳細は、聞きたい？」

「是非、お願いします」




いーくんが恐る恐る発した


怯えてる………… オレと話すことも、目を合わせることもいーくんは怖いんだ。やっば、なんだか涙出てきそっ……




「過去の話はしたくない。省略させてもらうね
とりあえず、尭はオレを裏切るような行為をとった。謝罪も何も無しに立ち去った尭をただ殴っただけ
それだけの話、なにか悪い？」

「いや、悪くはねーよ
…… 俺も一織と喧嘩すると手が出ちまうからな」

「けど、今はそれよりひでー話だろ」

「まぁまぁ八乙女落ち着けって」




がっくんの苛立ちは最高潮なのだろう


さっきから、貧乏ゆすりをしている。それに気づいた天きゅんは何も言わずにただただがっくんの肩に手を添える

14 Side,飛鷹尭→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す