【黒バス】壊れればそれだけの事 SECOND【悪男主】

8話 新たな獲物の心情やいかに ページ8

Side,SIHO


突然だけど私は、トリッパー
神狐と呼ばれるショタロリに「トリップしない？」と言われ自分の命を捨てた
だって、向こうにいてもつまらないものん

だから命を捨て黒子のバスケの世界にやってきた
中学の時には誰も居なかったけれど、高校では私の大好きはキセキの世代の涼太と同じ所にしたの


私は黒バスのキャラは全員好きなの、勿論さつきもリコ先輩も
だけど……だけど、だけどっ!!
異端者が居たの。光樹や河原君や福田君とは違う異端者、絢瀬A

見た目はカッコイイ、これは凄く嬉しい事。しかもレギュラーで私好みの中肉中背
しかも優しくて…まるで王子様みたい。でも、邪魔する奴がいるの


敦の彼女、そしてその彼女の姉、“元"涼太の彼女だったダサメガネ、A君に引っ付いている奴
本当に嫌になる。敦が私に近づいてくれないのはきっと…この女のせいなんだ
だけど、この女に手をだそうとしても姉の方が監視していて手が出せない

しかも、幸男さんからは敵視されてしまった…っ！
どうしよう、これじゃ私の理想が崩れてしまう
あーもーイライラしてきた!!!なんで思い通りにいってくれないの!?



「舞音ちゃん、一緒にドリンク作りにいこ？」

「う、うん…」


素っ気ない返事を返して私と一緒にドリンクを作りに行く。ま、用事はドリンク作りじゃないんだけどね
水道につくと、私は平木を押し倒して顔以外の所に殴りかかった


「ふざけんな、ふざけんな!!!」


怒りのままに平木を殴っていく
コイツは声を押し殺して我慢しているからバレる心配はない
しかも、何も言わないから余計にラッキーなのよ
はぁー本当に使える女(下僕)よね〜

殴り終わると、平木はドリンクを黙々と作り始める
私はそれを欠伸しながら見ているだけ、雑用はコイツの仕事。私はそれを嘘を重ねながら自分が作ったと言うだけ



「いこっ……」


作り終わってドリンクを運んでいった
私は知らない、後ろから私を見る平木の顔がニヤけているだなんて＿＿

9話 嘘をつき調子に乗る獲物を華麗にぶっ壊す→←7話 青目の青年。その裏はどのような色だろうか

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