6話 もう片方の茜色少女は死神の下婢へと姿を変えた ページ6
次の日、朝早くに起きてしまい歯磨きをしているといい匂いがした
匂いのする方へと向かうと、食堂で祐里香が朝食を作っていた
椅子に座ってみていると、祐里香が俺に気づいた
そして、あの時とは違う笑顔で俺に微笑んでくれた
「おはようA君、どうしたのこんな朝早くから？」
『いやー急に目覚めてね…
今日の朝食って何？』
えっとねーと言い朝食を言っていった
あの茶色の髪から心桜と同じ茜色の髪になっている。やっぱり双子、そっちの方が似合うと思った
今は新しい彼氏が出来て幸せなんだって、本当に良かった
「A君、あの吉村って人どう思う？」
頬杖をついて俺に話しかけてきた
祐里香は俺が死神という事を知っているから別に話さない訳にはいかない
だけど、今回はあまり巻き込みたくないんだよな…
「私はね、あの子メンバーの事について知りすぎだと思うの
月バスで乗っていない情報も軽々と言ってるし、それに家族構成やバスケを始めた理由までも知ってるんだよ？
なんか、変だと思わない？」
『読みは当たってるよ』
周りを見渡し、誰もいないのを確認した
ま、時間が時間だし起きてるやつは少ないと思うわ
そして、耳元で伝えた
『あの女はトリッパーだ
しかも、逆ハー狙いの結構ミーハー系悪女。どう思う？』
「それは分かるよ
だって仕事はしないくせに選手と話してばっかなんだよ!?いわゆる主人公系女子？って奴？」
仲良くなって気づいたのが、祐里香は結構サバサバした子だと気づいた
自分が演じていたキャラも無理があったらしく、本性を見せた時は心桜が驚いてたとか
『ねぇ、祐里香。もしさ、俺が手伝ってって言ったらどうする？』
今回は人手が必要なんだ
無理はさせたくはないが、やはり頼ってしまう
本当にダメな奴だな俺は。女の子に頼ってしまうってどんな男だよ
「勿論、手伝わせてもらうよ
A君が居なかったら私は今の私じゃないから」
そう言って微笑んでくれた
ありがとう、祐里香。本当に感謝するよ
だから俺の計画をしっかりと、実行してくれよな？
7話 青目の青年。その裏はどのような色だろうか→←5話 死神再始動、そして感じる違和感
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 576人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
日本(プロフ) - 続編書くのですね！ぜひ見に行きます！！ (2015年11月23日 11時) (
レス) id: 29cf7bbcb3 (このIDを非表示/違反報告)
リリアーナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！私的にはバスケ部の非リアの反応が気になります！と、言うわけで続編希望です！お願いします！ (2015年11月23日 9時) (レス) id: d2177bad01 (このIDを非表示/違反報告)
海斗(プロフ) - 完結おめでとうございます！続編で夢主と小春の生活と夢主と赤司の関係も見てみたいです！ (2015年11月22日 15時) (レス) id: 60259808df (このIDを非表示/違反報告)
トイ(プロフ) - 続編みたいです！個人的には夢主と小春ちゃんがイチャイチャしてるところが見たi(( (2015年11月22日 1時) (レス) id: 40f4bf5e3b (このIDを非表示/違反報告)
minori♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品大好きなので続編を希望します(*´ω｀*) (2015年11月21日 21時) (レス) id: fc9269d5d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とらちゃん | 作成日時：2015年10月12日 18時
