【黒バス】壊れればそれだけの事 SECOND【悪男主】

42話 元通りの色に戻った世界 ページ42

次の日になり、何事も無かったかのように皆は練習をしていた
それもそのはず、だって“吉村志穂"という存在は消えてしまったのだから

流石は神様。それだけの力を持っているということだな
恐れてしまうけれど、人間はそれを信じる哀れな生き物だからな
だけど、それを覆すことはできねーもん


ネットに流した動画、俺がとったビデオ、皆の記憶もろとも消えていた。俺以外の人間のね？


黄瀬と舞音は元通りになり、舞音はモデルの仕事を復帰した
全国にいるファンにとってはとても幸せな事だろうね、俺はいつも通りの生活に戻って大満足だよ


だって邪魔な存在がいないんだから。ねぇ、それは喜ばしい事だろう
いやー本当に神狐に感謝感謝



「何独り言、言ってるのAくん？」

『あ、ごめんごめん
小春、色々とありがとうな』

「もぉ、なによ改まっちゃって!!!」




『それでさ、付き合ってくれない？
小春の事好きなんだよね、ずっと一緒に居てくれるかな？』



微笑む俺と、泣きながら顔を赤める小春
答えは勿論＿＿＿



「はい、よろしくおねがいします!!!」



思いを伝えるのって少し照れるな、でも幸せだからいっか
こんな幸せな時間がずっと続いてくれるのを祈って＿＿＿＿






✡｡:*Fin

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