【黒バス】壊れればそれだけの事 SECOND【悪男主】

32話 十一色以外は彼にとって全て駒となる ページ32

おーおー、焦ってるね
まさか、自分が無くしたカッターがこんな所で出てくるんだもん。流石に驚くもんな

でも、お前が俺の部屋を荒らすのが悪いんだぞ？その位考えねーのかな？
あの時荒らされたせいで俺の大事な大事なパソコンちゃんが壊れたからな


倍にして返したいのは山々なのだが……
もう少しじわじわとしたい派なんだよね〜




「そ、それは私じゃありません!!!」

「とりあえず外に出て話せばいいだろ
この女(舞音)が起きちまうしよ」



花宮さんのこの一言で、俺達は体育館へと向かった
マネージャーは舞音が起きた時のために全員、保健室で待機させてもらうこととなった

そして、体育館に来た途端獲物は俺の方へとやってきていきなり頬を叩いた
若干イラッとしたが、ここで手を挙げたらダメだな。そう思い頬を押さえた



『何すんの？』

「何よ、アンタが指示したくせに!!!
私は何も悪くないよの!!!」

『は？何いってんの？
そもそも俺はアンタのメアドも電話番号も知らないし、ネットでも知り合っても無いんだよ？』

「ふざけないでよ!!!
大体、なんでアンタが無くしたカッターを“持っていたのよ!!!"」




ははっ、バーカ何いってんの？
そんな事言ったら自分の首を絞めてるのと同じって気づかないの？
頭が冴えてるって思ったんだけど……ただの低脳だよな〜

ほらほらPGの人達が何かに気づき始めたよ？
その言葉の過ちに気づかなくていいのかな〜？



「なぁ吉村
なんやさっきの“持っていたのよ"って。そんなんA君が無くしたの知っとるよーな言い方やな
それともA君がカッターを持っとんたん知っとったんとちゃうん？」



今吉さん、貴方って本当にいい駒ですよね？
俺が望んたとおりの事を言ってくれるんだから
ほら、獲物さんよ。なにか反論しないと君が疑われちゃうよ？


まぁ、もう疑われてるけどね

33話 失態はより一層の不信感を与える→←31話 狂おしい事件は策略により成功する

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