28話 Lastへの階段は着々と上がっていく ページ28
少し時間がかかったが、やっとの思いで帰ってきた
案外、ディオさんから貸してもらった物が重すぎて……いや、重すぎだろ
でも俺が頼んだんだから責任は俺にあるな
だけど、こんなに重いとは誰だって思わねーだろ
ちょっと後で、ディオにケチつけとこ〜
あ、ボコられるわ。絶対に
「じゃ、A君は部屋に戻ってて
誰か読んだ方がいいかな？」
『うーん、そうだな……
なら、祐里香呼んでくれね？ちょっと話があるから』
「了解、なら部屋の方に行くように言っとくね」
適当に返事をして、部屋へと戻った
中に入ると、出ていった時とは違う位置に物が置かれていた
そして、そこに落ちてあった黄色のカッターを手に取ると、“志穂"と名前が書かれていた
へぇー君が部屋荒らしたんだ
だけど、何も出てこなかっただろ？
それもそのはず、だっていい証拠らしき物は置いてないし、そこら辺に置くわけないだろ？
ほとんどの証拠はスマホに入れてるし、置いてあるパソコンはパスワードがかかってるしな〜
それ解けなかったから、イライラしたのかな？
なら、すぐにバレちゃうよ〜こんな風に証拠も残しちゃって…ね？
『ははっ、アッホらしいな〜』
自分のスマホを眺めながら、俺は少しの眠りについた
*
「おーい、A君!!!
起きてくださーい!!」
祐里香の声で目を覚ますと、辺りは少し薄暗くなってきていた
やべーな、少し寝すぎたな
『ありがとうな、ちょうど良かったよ
そう言えば、ご飯もう作ってるか？』
「？ううん、まだ心桜と一緒に作ってるけど……どうしたの？」
『あ、そうそう
実はね＿＿＿＿＿＿＿』
へぇー、と言うとニヤついた顔で笑っていた
俺はある物を渡すと、出ていった
祐里香って意外にも腹黒だな
それにしても、このカッターどうしよう………あ、いい事思いついた
ごめんね、舞音
君の事を使わせてもらうね？
29話 月夜に照らされるのは死神の怪しい微笑み→←27話 魔王は死神へと愛のプレゼントを渡した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 576人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
日本(プロフ) - 続編書くのですね！ぜひ見に行きます！！ (2015年11月23日 11時) (
レス) id: 29cf7bbcb3 (このIDを非表示/違反報告)
リリアーナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！私的にはバスケ部の非リアの反応が気になります！と、言うわけで続編希望です！お願いします！ (2015年11月23日 9時) (レス) id: d2177bad01 (このIDを非表示/違反報告)
海斗(プロフ) - 完結おめでとうございます！続編で夢主と小春の生活と夢主と赤司の関係も見てみたいです！ (2015年11月22日 15時) (レス) id: 60259808df (このIDを非表示/違反報告)
トイ(プロフ) - 続編みたいです！個人的には夢主と小春ちゃんがイチャイチャしてるところが見たi(( (2015年11月22日 1時) (レス) id: 40f4bf5e3b (このIDを非表示/違反報告)
minori♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品大好きなので続編を希望します(*´ω｀*) (2015年11月21日 21時) (レス) id: fc9269d5d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とらちゃん | 作成日時：2015年10月12日 18時
